『HiGH&LOW』は知れば知るほど楽しくなる! 繰り返し観たくなる4つのポイント

『HiGH&LOW』は知れば知るほど楽しくなる! 繰り返し観たくなる4つのポイント

 映画『HiGH&LOW』シリーズの4作品(『HiGH&LOW THE MOVIE』『HiGH&LOW THE RED RAIN』『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』『HiGH&LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』)がYouTubeで期間限定配信中である。

 この『HiGH&LOW』シリーズは2015年に日テレ系深夜帯のドラマ『HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜』としてスタートし、2016年にそのドラマのシーズン2が放送の後、映画第1作となる『HiGH&LOW THE MOVIE』が2016年の10月に公開された。

 プロジェクトがスタートしてからすでに6年目に突入したというのに、現在でも、『HiGH&LOW』については、ファンの間では毎日のように話題にあがり、またそんなファンに導かれ、新たにファンになる人も後を絶たない。今でも色あせないこの映画特有の魅力はどこにあるのだろうか。配信を機に4作を観直してみた。

細部までこだわり抜かれた映像

HiGH&LOW Special Trailer ♯20「HiGH&LOW THE MOVIE」

 まず目に入ったのが、どこを切っても絵になる映像であった。今では当たり前のように受け止められているが、『HiGH&LOW THE MOVIE』のオープニングの無名街が爆破されたシーン、炎に包まれたその無名街の中でゆっくり振り返るスモーキー(窪田正孝)、海外マフィアの李(V.I)と睨みあう琥珀(AKIRA)、赤い無数の傘を上から捉えた達磨一家のコントラストの強い映像などなど、そのひとつひとつが完璧な絵画のようだった。

 これは、細部までこだわりぬいた美術、演じている俳優たちの魅力、そして監督の久保茂昭のセンスによるものだろう。

5つのチームごとの世界観

HiGH&LOW Special Trailer ♯1 「山王連合会」

 『HiGH&LOW』には、山王連合会・White Rascals・鬼邪高校・RUDE BOYS・達磨一家、5つのチームの頭文字をとった「SWORD地区」というものが存在する。それらのチームには、それぞれのテーマ曲があり、ロゴがあり、世界がある。その世界には、チームごとのミュージックビデオのように、それぞれに色合いや質感などの違った映像世界が存在して、それがひとつにまとまって映画になっている。こうした作り方は、数々のミュージックビデオを手掛けてきた久保ならではの世界で、ほかの人にはできないことだろう。

 アーティストのファンにとって、ミュージックビデオというものは、何度も観たくなるものだ。ひとつの映画の中に、さまざまなチームがあり、さまざまな映像表現があるということも『HiGH&LOW』が今になっても色あせず、何度も観られる作品となった理由として大きいと感じた。

何度でも観たいアクションシーン

『HiGH&LOW THE MOVIE』Best Action Scenes Special Trailer

 『HiGH&LOW』を語るとき、アクションも欠かせないもののひとつだ。このシリーズのアクション監督を務めるのは、映画『るろうに剣心』シリーズなどにも参加している大内貴仁だ。

 そのアクションも、SWORDのチームごとに色合いが違っている。RUDE BOYSは、無名街の工業地帯というその立地と、パルクールを駆使したスピード感のあるアクションを見せたかと思えば、九龍グループの九鬼源治(小林直己)や‎劉龍人(早乙女太一)は、刀や短剣を使い、熱い感情とは逆のクールで血も涙もない感覚が見える。また、琥珀と九十九(青柳翔)、コブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)といったかつての仲間同士が戦うシーンでは、なんとか琥珀の目を覚まさせたいという熱い思いが、身体と身体の激しいぶつかりあいから伝わってくる。

 毎回おなじみの、広い場所を使っての、大人数で乱闘するシーンのカメラワークなども、映画を重ねる度に、さまざまなアイデアが出てきて、グレードが上がってきているのを感じるが、あらためてシリーズ1作目のコンテナ街の戦いをみても、その迫力はすごかったのだとわかる。アクションのカメラワークだけでも、何度も観たくさせる魅力がある。

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