完璧な女性が義理の息子に禁断の誘惑 サンダンス映画祭観客賞受賞作『罪と女王』5月8日公開
トーキョーノーザンライツフェスティバル2020で『クィーン・オブ・ハーツ』のタイトルで特別上映された映画『罪と女王』が、5月8日に公開されることが決定。あわせて本ビジュアルと予告編が公開された。
本作は、女性権力者と若い男性の関係に着目した、メイ・エル・トーキー監督作。知的な女性がモンスターへと変貌する難役を、ベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞したこともあるトリーヌ・ディルホムが演じ、大人の嘘を受け入れられない真っ直ぐな少年を新星グスタフ・リンが演じた。サンダンス映画祭の観客賞受賞を皮切りに、アカデミー賞デンマーク代表作品に決定、そして女性初のデンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)作品賞ほか主要9部門受賞した。
児童保護を専門とする優秀な弁護士のアンネは、優しい医者の夫と幼い双子の娘たちと完璧な家庭を築いていたが、夫と前妻との息子である17歳の少年グスタフが問題を起こし退学になったため、スウェーデンからデンマークに引き取ることに。グスタフは衝動的な暴力性があり家族に馴染もうとしなかったが、アンネは根気よく彼を家族として迎え正しい方向へ導こうと努める。しかし、グスタフと少しずつ距離を縮めていくうちに、親密さが行き過ぎてしまい、アンネは彼と性的関係を持ってしまう。そして、そのことが大切な家庭とキャリアを脅かし始めた時、アンネは残酷な選択をする。
公開された本ビジュアルは、ヒロインのアンネと少年が抱き合うシーンと、幻想的な森の光の中にいる2人の姿が切り取られており、「女は、守るために、残酷になるー」とコピーが添えられている。
また予告編では、仕事も私生活も完璧な女性が、禁断の関係にのめり込む姿が映し出された後、その関係が暴露されかかった時に彼女が取った驚くべき行動が示唆される。
■公開情報
『罪と女王』
5月8日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本:メイ・エル・トーキー
共同脚本:マレン・ルイーズ・ケーヌ
出演:トリーヌ・ディルホム、グスタフ・リン、マグヌス・クレッペル、スティーヌ・ジルデンケルニ、プレーベン・クレステンセン
配給:アット エンタテインメント
2019年/デンマーク=スウェーデン/デンマーク語・スウェーデン語/127分/シネスコ/原題:Dronningen(英題:Queen Of Hearts)/R15
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