藤ヶ谷太輔の苦悩に胸が締め付けられる 『やめるときも、すこやかなるときも』涙を誘う第8話
壱晴(藤ヶ谷太輔)は過去の恋愛から前に進もうとするも、なかなか進めずもがいていた。そんな時に哲先生(火野正平)や柳葉(五関晃一)の“ある想い”を知り、さらなる葛藤が生まれるのであった。『やめるときも、すこやかなるときも』(日本テレビ系)は3月9日に第8話が放送される。
別々の道を歩くことになった壱晴と桜子(奈緒)。しかし、壱晴は桜子のおかげでやっと前に進み始めることができたと「桜子の椅子」を完成させることを決意する。壱晴の師匠である哲先生はそんな壱晴に手を差し伸べようと、木を選ぶのに同行したりと少しずつ前進するためのヒントを与えていた。哲先生もまた、壱晴と同じように1人の女性を忘れられず、生涯独身を貫いたのだ。壱晴はのちに人づてに哲先生の話を聞き、哲先生の代表作がその女性のために作られたものだと知らされる。懸命に「桜子の椅子」を作る壱晴。しかし、完成したものにいざ腰を下ろすと、壱晴の作った「桜子の椅子」は哲先生の代表作「oubli」から感じられる“想い”のような力が備わっていないことに気づく。壱晴は、自身が人に寄り添えない人間なのだと苦悩してしまう。そんな時に柳葉が工房を訪れ、悩んで立ち止まってばかりの壱晴に本音をぶつける。
壱晴の周りには、壱晴の苦しみを共に解消し、共に前に進もうと思っている人で溢れていた。しかし、当の壱晴は周りの思いになかなか気づけず、思うように前に進めない自分に苦しんでいる。そんな壱晴の苦悩がはっきりとわかる第8話のクラマックスは、胸が締め付けられるようなシーンとなった。