『恋はつづくよどこまでも』“癒し”の毎熊克哉が動き出す? 魔王・佐藤健にも変化が

『恋つづ』“癒し”の毎熊克哉が動き出す

 一方、そんな天堂の過去を知ったからこそ、まずはナースとして一人前になりたいと決意する七瀬。新人歓迎会の場で、改めてその想いを熱く語り、「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!」と頭を下げる。一見すると、今までどおりのブルドーザーな七瀬。だが、その中にある強さと繊細さを知った来生から見ると、その決意の強さを感じずにはいられない。また酒井も、テクニックはまだまだだが患者と向き合う姿勢に恋心だけではない仕事への熱心さを感じたことから、「私も負けてられないですね」と襟元を正す。七瀬の不器用ながらも一途な思いは、決してスマートではないけれど、どこかで憧れずにはいられない。自分もあんなふうにエネルギッシュに生きられたら、と。

 そして、この熱のこもった言葉が、ついに天堂の心にも刺さる。「私が笑わせます、先生を……。苦笑いでも、半笑いでも、高笑いでも。なーんでもいいです。先生が幸せなら、私もハッピハッピハッピー」。七瀬から向けられた恋心の中に、自分を救うという気持ちが入っていたことを知る天堂。きっと、その熱意に「必ず治す、助ける。そう誓ってきた」という医師として生きる自分の根幹に近いものを感じたはずだ。かつての恋人に対して、同じ志を抱いていた天堂のこと。この七瀬の発言によって、止まっていた心の時計が動き始める気配がしたのではないだろうか。

 いつだって紳士的な来生が、シュークリーム作戦ではなく、本気で落としにかかったら、どれだけの破壊力があるのか。はたまた、いつだって手厳しい天堂が「立派な看護師になりたい、本気でそう思うなら。それなら俺はお前を育てる。見込みのないやつには言わない。必ず戦力になる。だから、自信持って、壁にぶつかったとしても乗り越えろ」と、こちらも本気で育てにきたら、どれだけのドSっぷりが炸裂するのか。自分を癒やしてくれる来生か、自分を強くしてくれる天堂か。あなたはどちらの恋がお好みだろうか。

■放送情報
火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』
TBS系にて、1月14日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:上白石萌音、佐藤健、毎熊克哉、昴生(ミキ)、渡邊圭祐、吉川愛、堀田真由、香里奈、平岩紙、蓮佛美沙子、山本耕史
原作:円城寺マキ『恋はつづくよどこまでも』(小学館 プチコミックフラワーコミックスα刊)
脚本:金子ありさ
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:宮崎真佐子、松本明子
演出:田中健太
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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