『テセウスの船』で見せる竹内涼真の真価 持ち前の“共感力”と“熱さ”を武器に一回り大きなヒーローへ

『テセウスの船』で見せる竹内涼真の真価 持ち前の“共感力”と“熱さ”を武器に一回り大きなヒーローへ

 「俺は、あなたに生きていてほしいんだ」

 日曜劇場『テセウスの船』(TBS系)で31年後の未来からやって来た田村心(竹内涼真)は、父である佐野文吾(鈴木亮平)に向かって懸命に手を伸ばす。主演の竹内涼真は日曜劇場の申し子と言ってもいい俳優だ。2015年の『下町ロケット』にはじまり、『陸王』、『ブラックペアン』と徐々にメインキャラクターを演じ、ついに本作で舞台の中央に立つことになった。

 さわやかな魅力で人気の竹内だが、企画ものを経て、2014年に『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)の泊進ノ介役で本格的にテレビ画面に登場。仮面ライダー俳優の一人として認知された竹内はルックスやアクションもさることながら、何よりもヒーローに求められる共感力を備えている。

 ヒーローにはスタイリッシュさや強さだけではない「愛され力」とも言うべきポテンシャルが求められる。目じりの下がった端正な相好を崩して笑顔になる瞬間の竹内の表情には問答無用の破壊力があり、人なつこさと二枚目の絶妙なブレンドは世代を超えて支持される要因となっている。

 また『仮面ライダードライブ』の泊が、当初、斜に構えたキャラクターだったのが、竹内の性格を考慮してクールさの中に情熱を秘めた主人公に変更された逸話が示すように、役柄ににじみ出る“熱さ”も竹内の特徴だ。自身もプロサッカー選手を目指していた生粋のアスリートである竹内は、陸上選手や技術開発に情熱を傾けるエンジニアなど、熱さを感じさせるキャラクターに抜群の相性を発揮する。熱いけれど暑苦しさを感じさせない個性が竹内を共感されるヒーローに押し上げてきた。

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