長谷川博己、製作陣が川口春奈の演技を絶賛 『麒麟がくる』は躍動感あふれる新しい大河に

長谷川博己、川口春奈を絶賛

 1月19日からスタートする大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)の初回完成試写会が、本日都内にて行われ、主人公・明智光秀を演じる長谷川博己、制作統括の落合将、演出の大原拓が登壇し、作品への思いを語った。

 物語の舞台は、1540年代の戦国時代初期。織田信長の家臣として知られ、日本史の一大事件のひとつ「本能寺の変」を起こした智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光を当てていく。脚本は、大河ドラマ第29作『太平記』を手がけた池端俊策が担当し、長谷川とは『夏目漱石の妻』(NHK総合)に続いての再タッグとなる。

長谷川博己
大原拓(演出)
落合将(制作統括)
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長谷川博己
大原拓(演出)
落合将(制作統括)
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 記者から第1話冒頭の合戦のシーンの迫力について聞かれた大原は、「(脚本の)池端さんとも話していて、光秀は武の部分が今まで描かれていなかったんです。光秀は、“戦ってきた人”なのでちゃんと戦っているシーンを見せたいというのが始まりでした。“美濃を守る”という光秀の思いをキャラクターに乗せ、撮影的な部分ではGoProやドローンカットなど新しいことを取り入れました。そして、長谷川さんには躍動してもらいたかったので、前後上下と休みなく駆け抜けてくださいという無茶なオーダーをさせてもらいましたね」と、撮影の舞台裏を明かす。

 長谷川は体力的にもかなりハードだったらしく、大原に対して「ご容赦ください」と漏らす。さらに、後に帰蝶役が決まった川口春奈について、長谷川は「すごくストレートなお芝居をする方で、持ち前の魅力で姫っぽさもあるのですが、たまに意表を突かれる。そういうお芝居をする方です。これからのシーンもワクワクしています」「思っていたことと違う芝居が返ってくるのは、帰蝶という役柄にとても合っていて、シンクロして見えていますね。帰蝶もそういう人間なんだと思います」と、その魅力を語った。

 記者からはさらに踏み込んだ質問も飛ぶ。「不祥事を起こした共演女優に対して率直にどう思ったのか、川口さんを代役に迎えての撮り直しについてどう前に進んだのか」と聞かれると、長谷川は「最初に聞いたときは、真っ白になりましたし、言葉も出なくて、ショックを受けました。けれども、すぐに川口さんも決まって、すぐに切り替えて、みんな普通に撮影していましたね」と述べた。「色んな雑誌に、長谷川博己激怒! って書かれましたが、全然激怒も何もしてないです(笑)」と話し、不祥事を起こした女優については「彼女も勿体無いことをした」と語った。

 続いて落合は、帰蝶の役について「大切な役だったので、(こういったことになり)残念でした」と吐露。その一方で、後任の川口に対して「12月から川口さんを迎えて撮影していますが、肝が据わっていますし、セリフも全て入っていて。堂々としています。川口さんは、弱さを出せる方で、帰蝶が不安を感じているシーンでは、とてもそれが伝わってくる演技をしてくださっており、本当に嬉しく思っています」と絶賛していた。

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