スカーレット・ヨハンソンらがタイカ・ワイティティの手腕を絶賛 『ジョジョ・ラビット』特別映像
1月17日に公開となる『ジョジョ・ラビット』より、キャスト陣からのコメントも収録された特別映像が公開された。
本作は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督最新作。4度アカデミー賞作品賞に輝き、今年で創立25周年を迎えるFOXサーチライトのもと、第二次世界大戦中のドイツを舞台に戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を弾けるユーモアとともに描き出す。
監督、脚本、製作とこの作品を一手に担いながら、主人公の少年ジョジョの空想上の友達アドルフ・ヒトラー役までを演じるワイティティは、ニュージーランドの先住民族・マオリとロシア系ユダヤ人のハーフという映画界では珍しいルーツを持つ人物。第二次世界大戦下のドイツという、ユダヤ人迫害であまりにも有名な舞台設定の本作を、史実どおりかつ子供目線で描いたことで、“10歳までの知識しかないアドルフ・ヒトラー”というユニークなキャラクターが誕生した。本映像の最後にも「人類史上最も暴力的で無秩序な時代を妙なコメディにしたいわけじゃない。下手をすれば“戦争を笑いのネタにした”と思われる。コメディに埋もれさせず物語や大切なメッセージを前面に押し出した。“広めるべきはヘイトじゃない。愛と寛容だ”」と力を込めてコメントしている。
破天荒でダイナミックなクレンツェンドルフ大尉役を演じたサム・ロックウェルは、「タイカにはメル・ブルックスやマルクス兄弟に近い感性がある」と、ワイティティ同様にユダヤ系移民にルーツを持ち、コメディ映画史を代表する巨匠たちの名前を挙げる。ジョジョの母親ロージー役を演じたスカーレット・ヨハンソンも、『マイティ・ソー バトルロイヤル』でワイティティとタッグを組んだクリス・ヘムズワースと共演した際に、その類まれな実力について聞き及んでいたようで、「タイカの脚本がいかに見事かを話に聞いた。本当に美しくて面白い脚本だった」と納得の表情で振り返っている。
■公開情報
『ジョジョ・ラビット』
1月17日(金)全国公開
監督・脚本:タイカ・ワイティティ
出演:ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマサイン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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