『なつぞら』かつての仲間たちが続々とマコプロへ合流 なつは優のために頑張り続ける

『なつぞら』旧友たちが続々マコプロへ

 「茜さんと一緒がいい」と茜(渡辺麻友)から離れようとしない娘の優(増田光桜)。茜の娘・明子の誕生日を一緒に祝いたいからとのことだ。『なつぞら』(NHK総合)第131話では、子どもと仕事で揺れるなつ(広瀬すず)の姿が描かれた。

 優を連れて帰ることを諦めたなつは、自宅で落ち込んだ様子。帰ってきた坂場(中川大志)にも、優が帰りたくない理由は、明子の誕生日だけではないのではないかと打ち明ける。育ち盛りの娘にとっていつも一緒にいる人というのは、血の繋がりを超えてしまうのではないかと一抹の不安が過ぎる。

 そんな夜更けに、一本の電話が鳴る。優が「ママに会いたい」と泣き出してしまったのだ。夜遅いのもかまわず、なつは下山家に迎えに行き、優を抱きしめる。安心とともに、もう二度とこの温もりを離すことはないという誓いが見て取れる。

 東洋動画では、『キックジャガー』を大ヒットに導いたなつが、次の作品では原画に戻りたいと会社に進言する。子どもが生まれる前と後では、明らかになつが仕事を頑張る目的も優にシフトしつつあるようだ。

 「君のように、原作のイメージを崩さずに、原作以上にキャラクターをかっこよく描けるアニメーターそういないからね」となつを説得する佐藤制作部長(橋本じゅん)。なつは、評価され必要とされる自分と、なりたい自分との葛藤に苛まれ続ける。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる