「音が見える」真木よう子が本領発揮  『ボイス』は個性的な能力が光るサスペンスドラマに

『ボイス』真木よう子が本領発揮

 強行犯の無線を傍受し、巧みに逃げ続ける新田たち。気になるのは、樋口の妻が殺害された3年前の事件の真相を新田が知っているというところだ。あの事件の真犯人とつながっているのか? ひかりの特徴にもはじめから気づいていたのか? とさまざまな憶測を呼ぶ展開だ。土の中に埋められてしまったひかりの行く末と、誘拐された葵の居場所については第4話に持ち越された。

 2話完結で展開していくのだろう本作が「ボイス」で犯人を捕まえるという持ち味を生かしながらどのようにして特異的なサスペンスドラマを紡いでいくのか。解決編となる次週の放送も待ち遠しい。

■原航平
ライター/編集者。1995年生まれ。映画、ドラマ、演劇など、とにかく物語と役者に興味津々。大学時代の卒業論文の題材は「疑似家族を描く日本映画について」。Twitterブログ

■放送情報
『ボイス 110緊急指令室』
日本テレビ系にて、7月13日(土)スタート 毎週土曜22:00〜放送
出演:唐沢寿明、真木よう子、増田貴久、木村祐一
原作:“Based on the series “Voice”, produced and distributed by Studio Dragon Corporation and CJ ENM Co., Ltd”
脚本:浜田秀哉
音楽:ゲイリー芦屋
演出:大谷太郎、久保田充
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:尾上貴洋、後藤庸介(日テレアックスオン)
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/voice/

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