山田裕貴が語る、雪次郎とのシンクロ率 『なつぞら』脚本・大森寿美男に「不思議な力を感じます」

山田裕貴が語る、雪次郎とのシンクロ率 『なつぞら』脚本・大森寿美男に「不思議な力を感じます」

「悔しくもなりました」


ーー山田さんは初めての朝ドラ出演ですが、影響力を感じますか?

山田:(机いっぱいに並んだボイスレコーダーを指さしつつ)まさに、これじゃないですか(笑)。 こんなに話を聞いてもらえるんだって思いましたね。でも、(他の作品でも)同じ熱量で頑張っているので、悔しくもなりました。世間に知れ渡ることで、自分の伝えたいことが間違って伝わっていくことも増えていくんだろうなと悲しくもありますが、たくさんの人に見てもらえる俳優になりたいっていうのはもちろん思っていることなので、すごく嬉しくもありますね(笑)。

ーー街を歩いていて、声をかけられることも増えそうです。

山田:「朝ドラ観てますよ」と、おじいさん、おばあさんとかに言われるようになりましたけど、名前を覚えてもらっているわけじゃないんだろうなっていう(笑)。役者として、役が知れ渡っているというのは一番いいことなんですよ。カメレオン俳優じゃなくて、カメレオンのままなんだろうなって(笑)。でも、僕が一番影響を受けた俳優さんがゲイリー・オールドマンさんで、エンドロールを見るまで彼だと気付かなかった作品もあって。僕もそうなれればいいなと思うので、“悲しいな・寂しいな”と“嬉しいな”が、半分半分ぐらいです(笑)。

ーー撮影は連ドラとの同時進行で、お忙しかったのではないでしょうか。

山田:実は3~4月ぐらいは、4作くらいやっていて(笑)。頭がゴチャゴチャだから、本番に命をかけていました。感じたものをそのままやるって言うのが、スリリングで楽しかったです。本番前に、設定に見落としがないかいろいろと考えて、本番が始まったらスッと切り替える力がすごく鍛えられました。感じたままに動くと“こう動くんだ”って見ている自分もいて、おもしろいなと。そのおもしろみがなかったら、イヤになっちゃってたでしょうね(笑)。この期間を乗り越えたら強くなるし、余裕が出てくるんじゃないかなという感覚でした。なっちゃん(奥原なつ/広瀬すず)にも「大丈夫?」と言われて、朝ドラのヒロインに心配されてたらダメだなって(笑)。

ーー(笑)。ちなみに雪次郎は菓子屋の息子ですが、ご自身はスイーツ好きですか?

山田:僕は和菓子が好きで羊羹をこうやって(丸かじりのジェスチャー)食べたりします。生クリームが食わず嫌いで、ショートケーキは苦手なんですよね。やっぱり名古屋出身っていうのもあるのか、小倉マーガリンみたいなのがすごく好きで。これから、そういうお菓子も出てくるんですよ。だから大森さん、どんだけ俺のこと好きなんだろうって(笑)。ありがたいです、本当に。

(取材・文=nakamura omame)

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■放送情報
連続テレビ小説『なつぞら』
4月1日(月)〜全156回
作:大森寿美男
語り:内村光良
出演:広瀬すず、岡田将生、比嘉愛未、安田顕、仙道敦子、山田裕貴、藤本沙紀、山口智子、高畑淳子ほか
制作統括:磯智明、福岡利武
演出:木村隆文、田中正、渡辺哲也ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

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