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『なつぞら』藤木直人が語る、愛され男・剛男役へのアプローチ 「チャーミングに演じられたら」

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 広瀬すず演じるなつの青春模様が眩しいNHK連続テレビ小説『なつぞら』。放送開始から4週が経過し、なつ以外にも、泰樹(草刈正雄)をはじめとした柴田家の面々、登場するだけで笑顔になってしまう、とよばあちゃん(高畑淳子)率いる小畑家の面々など個性的で魅力的な登場人物たちが溢れている。

 その中でも、唯一無二の優しさで物語を包み込んでいるのが、なつを北海道に連れてきた藤木直人演じる柴田剛男だ。強く厳しい泰樹と、しっかり者の妻・富士子(松嶋菜々子)の間で板挟みになる姿に、思わずクスッとしてしまう視聴者も少なくない。

 1999年のNHK連続テレビ小説『あすか』以来の朝ドラ出演となる藤木が、『なつぞら』の現場で感じたこととは何か。じっくりと話を聞いた。

「剛男の姿がチャーミングに映ったら」 

ーー『あすか』以来の朝ドラ出演となりますが、改めて“朝ドラ”はいかがですか。

藤木直人(以下、藤木):ヒロインを演じているわけではないので、朝ドラに対してどうこう言える立場ではないと思うのですが、多くの人に愛される作品なんだなと改めて思い知らされています。今から19年半前に『あすか』に参加させていただく前は、僕のことを知っている方は世間的に多くはなかったと思います。でも、演じた速田俊作のあだ名「ハカセ」で、さまざまな世代の方から街中などでも声をかけていただきました。それが非常にうれしかったのを覚えています。この『なつぞら』でも、「剛男さん」と呼んでもらえるように頑張れたら。ただ、考えてみると、劇中で「剛男」って呼んでる人はほとんどいないですね(笑)。

ーー藤木さんは剛男の性格をどのように捉えていますか。

藤木:奥原三兄妹のうち、なつだけを北海道に連れてきたところにも表れているかもしれないのですが、優しさは持っているのですが、どこか呑気というか鈍感さを持っている人です。幼少期のなつに、人生の厳しさを教えたのは泰樹さんで、生活に関しては富士子ちゃんに任せていて、剛男が教えたことはなんなんだろうと(笑)。

ーー(笑)。でも、間違いなくなつの人生を導いたのは剛男だと思います。剛男を演じる上で意識されていることはありますか。

藤木:台本を読み始めたとき、戦災孤児のなつが主人公ということで、序盤はもっとシリアスな物語になるのかなと思いました。でも、大森(寿美男)さんの脚本はすごくユーモアがあふれていてコメディタッチでした。とにかく強い泰樹さん、泰樹さんにもはっきりと物を言うことができる強い女性の富士子ちゃん、その間で剛男が揺れている姿がチャーミングに映ったらいいなと思い演じています。

ーー第4週では、剛男が所属する農協の方針をめぐって、泰樹との対立が描かれました。

藤木:農協として新しい改革を進めていかなくてはいけないのに、その障害となっているのが義理の父であるという。ここでも剛男は板挟みなわけです。どちらも間違っているわけでなく、どちらも正しい。泰樹を演じる草刈さんの存在感が絶対的なので、張り合うわけではないですが、それに負けない気持ちを持って演じようと思いました。ただ、問題の解決の仕方も、結局自分の力というよりは、なつの力によるところが大きくて……。そこも剛男らしいんですが。

ーー朝ドラということで、これから剛男も歳を重ねていきます。演じる上で意識されることはありますか。

藤木:映像でできることは限られてくると思うので、外見に関しては深く考えないようにしています。そこはメイクさんや衣装さんの力を借りながらできたらなと。柴田家の子供たちの最初の頃の年齢構成が実際の僕の子どもたちと同じだったので、父親としていろいろとリンクする部分が多かったです。ただ、“おじいちゃん”は初めての経験だからどうなるでしょう。

ーー剛男は孫を溺愛しそうですね。

藤木:いや、泰樹さんみたいにすごく厳しいかもしれません(笑)。

      

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