TVも映画も同じ役者が引っ張りだこ? 向井理、清原翔、小手伸也らが獅子奮迅の活躍
『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で内野聖陽とともに主演を務める西島秀俊は、 話題の大作映画『空母いぶき』でも主演。振り返れば少し前には、吹き替え声優を担当した『名探偵ピカチュウ』が公開されており、そのさらに少し前には、同じく声優担当の『ダンボ』が公開されている。等身大の男性をチャーミングに演じているかと思えば、若手からベテランまでが数多く名を連ねる作品で、航空母艦の船長として重厚な演技で強者達を牽引。そのうえ“喋るピカチュウ”の声まで演じているのだから、「さすが」の一言である。
昨年放送された月9『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)への出演をきっかけに、知名度がうなぎのぼりとなった小手伸也。自らを“シンデレラおじさん”と称する彼は、『集団左遷!!』(TBS系)、『なつぞら』に出演しながら、映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』も公開中である。豊富な舞台経験を武器に多種多様なキャラクターを演じ分け、作品ごとに私たちを楽しませてくれる存在だ。いまや、エンタメ界に欠かせぬ人物なのは明白である。
もちろん、役者によっては一つの作品に絞り、より集中して臨みたいという考えの者もいるのだろう。とはいえ同時期に複数の作品に出演することは、役を器用に演じ分けられるポテンシャルの証明や、人気の指標ともなるはずである。だがこうして作品と俳優を並べてみてみると、特定の者たちの活躍により、多くの作品が生み出されているという印象は否めない。新たな顔ぶれにも期待したいところだ。
■折田侑駿
映画ライター。1990年生まれ。オムニバス長編映画『スクラップスクラッパー』などに役者として出演。最も好きな監督は、増村保造。Twitter
■公開情報
『ザ・ファブル』
全国公開中
出演:岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、木村了、井之脇海、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、宮川大輔、佐藤二朗、光石研、安田顕、佐藤浩市
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社『ヤングマガジン』連載)
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
配給:松竹
(c)2019「ザ・ファブル」製作委員会
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