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『キングダム』長澤まさみが魅せた凛とした強さ “アクション女優”に本格参入も?

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 女優・長澤まさみが、遂に公開された原泰久による人気漫画を実写映画化した『キングダム』で、美しき山界の王・楊端和役でアクションシーンに挑んだ。その女性にしか出せない凛とした強さは、”かっこいい長澤まさみ”という女優としての新たな表情を見せ、今作の中で一番のハマリ役との呼び声も高い。

 今回、長澤まさみが演じる楊端和は、山の民を武力で束ねる美しき山界の王で、絶対的な強さとカリスマ性を持ったキャラクターである。だから、単に美しかったり、アクションがうまいだけではその役は成立せず、一瞬見ただけで感じる“最強オーラ”というのを纏わないと説得力に欠けるが、長澤はその期待に充分に応えている。

 今や国民的女優の一人として映画やドラマで大活躍している長澤だが、近年は、『銀魂』や『BLEACH』、『アイアムアヒーロー』といった、少年/青年漫画の実写化作品に出演することが多く、相性が実に良い。それはなぜなのか? 10代は『世界の中心で、愛をさけぶ』などで映画界のヒロインの地位を築き、女優の鬼門と言われる20代の終わりから30代にかけての大人の女性への変換期は、東宝シンデレラという映画界の申し子として王道から踏み外せない難しさもあり、一時期苦戦していたようにも見えていた。しかし、2011年の映画『モテキ』の体当たり演技から、どこか振り切れた演技をするように。今まで培ってきた長澤まさみという清楚なイメージが前提にあるからこそ、映画『銀魂』の志村妙役のように、面白やセクシー、脇役、そして年齢的に妻や母親役などにも挑戦するようになり、あの長澤がこんなキャラを演じるのかという振り幅が面白く、自然と大人の女優としての魅力を感じさせた。

 長澤の、役者として面白さや明るさを気取らずに出せる余裕は、最近の高評価にも繋がっているとも言える。2018年に映画『散歩する侵略者』で毎日映画コンクールの主演女優賞を受賞した時、「自分の可能性を自分で否定しないようにのびのびとやっていければと思います」と語っていたが、その演技に対する貪欲な姿勢こそが、漫画原作の分かりやすいキャラクターへの挑戦に繋がっているのだろう。

      

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