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Netflix『クィア・アイ』シーズン3が配信開始 水原希子&渡辺直美出演の日本編はどうなる?

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 NetflixやHulu、Amazon Prime Videoといった配信サービスにはリアリティーショーが多くある。映画でもなく、ドラマでもなく、リアリティーショー。映画やドラマとは異なり、分かりやすい脚色が少なく物語的構造から逃れているからこそ、人々は親近感を覚えやすい。リアリティーショーの中で悩んだり、泣いたり、笑ったりするキャストはまさに鑑賞者と対でもあるのだ。

 そんなリアリティーショーの中でも、“テレビドラマのアカデミー賞”とも言われるエミー賞を受賞するなど高い評価を受けているのがNetflixオリジナルの『クィア・アイ』だ。『クィア・アイ』は、悩みを抱えている人々たちをカリスマ的な人気を誇るゲイの5人組“ファブ5”が外見も中身も魅力的に生まれ変わらせるという人生“改造”リアリティ番組。

 ファブ5のメンバーは、ファッション担当のタン・フランス、美容担当のジョナサン・ヴァン・ネス、インテリア担当のボビー・バーク、カルチャー担当のカラモ・ブラウン、フード&ワイン担当のアントニ・ポロウスキの5人。彼らの和気あいあいとしながらも、悩みを持つ人々の声に真摯に耳を傾け、皆で問題を解決する姿が本作の大きな魅力だろう。

 ファブ5と悩みを持つ人々の会話自体はミクロなものだが、そこから様々な社会背景や偏見が浮かび上がってくる。「多様性」というのは近年において大きな社会的題材の一つだが、本作はそれをスマートに体現していると言える。シーズン1では、相談者が敬虔なクリスチャンだった時、「依頼を受けるのが怖かった」とファブ5のボビーが告白する場面がある。しかし、実際に対話することでそうした恐怖は払拭される。シーズン2ではトランスジェンダーの相談者が免許証の性別変更の手続きにいったが、職員に無下にされたエピソードを語っている。

 ファブ5のメンバーも差別を受けた過去を吐露する場面がある。彼らは自身の傷を知っているからこそ、決して相談を無下にしたりはしない。相談者が成功を収めた時には一緒になって涙も流し、間違っていると思うことは正直に話し合い、ともに人生をより良いものにしようと務める。その姿を目の当たりにすることで、鑑賞者も自分を自由に主張する勇気を持つこともできる。そう、知らず知らずのうちに私たちもファブ5に“改造”されているのだ。

      

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