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大谷亮平演じる真一の再婚が意味するもの 内田有紀は『まんぷく』を見守り続ける

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 とはいえ、当然のことながら、真一の咲に対する思いはいつまでも変わらない。忠彦が描いた桜の絵を、形見として大切にしてきた真一。戦地から帰ってきた真一が、「ただいま」を告げたのもこの絵だった。そして、再婚相手の好美は、咲そのものともいえるその絵を「いつまでも大切に飾って下さい」と真一に伝えたという。真一がこの人なら咲も認めてくれると思ったのは、こうした好美の思いによるものなのだ。

 実際、咲も福子の夢枕に立った時に、福子に「いい人やったでしょ」と伝える。咲は直接好美を知っているわけではないものの、真一が選んだ人だからという理由でそう言ったのだ。福子から悲しくないのかと聞かれるも、真一が幸せになってくれればそれで良いとする咲。もちろん、鈴が指摘したように、これはあくまで福子の夢における咲に過ぎない。ただ、鈴も最後の最後には認めたように、好美はきっと咲という存在を本当に大切に思っているのだろう。好美は、真一も、咲も、そして真一が大切に思っている皆のことも全部好きになりたいと言っていた。咲が亡くなってから17年の時を経て、真一が残りの人生の伴侶として好美を選んだことは、恐らく間違った選択にはならないはずだ。

 今週の放送で再び触れられた桜の絵であったが、これからもその絵は真一、いや、真一を囲むすべての人々にとって大切な存在であり続けることだろう。それはすなわち、いつまでも『まんぷく』の皆を咲が見守り続けてくれることを意味しているのかもしれない。今後も、咲と、忠彦の描いた桜の絵がどのような形で登場するのかに注目である。

(文=國重駿平)

■放送情報
NHK連続テレビ小説『まんぷく』
10月1日(月)〜2019年3月30日(土)【全151回】
作:福田靖
出演:安藤サクラ、長谷川博己、松下奈緒、要潤、大谷亮平、桐谷健太、瀬戸康史、岸井ゆきの、松井玲奈、深川麻衣、さとうほなみ、玄理、矢柴俊博、加藤雅也、牧瀬里穂、松坂慶子ほか
語り:芦田愛菜
制作統括:真鍋斎
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/mampuku/

      

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