『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』水川あさみが最後まで問いかけた“自己犠牲と愛”

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』水川あさみが最後まで問いかけた“自己犠牲と愛”

 真実の愛を追求することで大きな代償を払うことを描いた『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)の第5話。コメンテーターの木村よう子(遠野なぎこ)の夫婦関係を修復すべく、氷見(竹内結子)ら鈴木法律事務所の危機管理チームが奔走した。第5話では、洗脳されて詐欺被害にあうタレントの中山昌平(デビット伊東)を、妻の木村が救おうとする。しかし、木村と中山はそれぞれ表舞台で活動する夫婦であるゆえに、イメージを壊さないことに縛られ思うように進展しない。そこで氷見が、木村のキャリアを犠牲にした突破口を思いつく。木村は中山が洗脳から解かれて自分の元に戻ってくるならなんでもすると、条件をのむ。晴れて夫婦は再出発を誓いあうことができた。

 いつもは氷見の意見に全面的に同意の与田(水川あさみ)も、今回の氷見のリスキーな作戦には難色を示す。さらに与田は、木村のキャリアについてもこれで良かったのかと問うた。普段は大胆で細かいことを気にかけない与田が、どこか繊細にこの事件に関わる姿は新鮮に映る。そこには与田の個人的な価値観や感情が介入したのではないだろうか。今までの与田は、どちらかというと素直でストレートな物言いのシーンが続いただけに、個人的な気持ちで腑に落ちない表情を見せる姿に驚いた。さらに、この与田の変化はセリフなどでわかりやすく表現されたものではない。普段同じ職場にいる人が、ふと気づくような細やかでリアルな変化なのだ。与田を演じた水川は、その気持ちの流れをくみ、繊細に表現した。

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