唐沢寿明は黒か白か? 『グッドワイフ』常盤貴子ら弁護士チームと、吉田鋼太郎ら検察チームが交錯

『グッドワイフ』常盤貴子らが検察と交錯

 そこに立ちはだかるのが脇坂。かつて、壮一郎に検事総長の座を奪われたライバル関係であり、彼の逮捕により後釜として特捜部長に就任した。言ってみれば、脇坂にとって憎き相手が被疑者として現れたというわけだ。脇坂は、壮一郎がトミオカ精巧から賄賂として高価な宝飾品を受け取ったという情報を入手し、杏子へと聞き込みに迫る。

 佐々木も賄賂については口を閉ざすばかり。15年目の結婚記念日に壮一郎から受け取ったネックレスが、トミオカ精巧からの賄賂であることが濃厚だと悟り、絶句する杏子。さらには、トミオカ精巧からの振込記録が壮一郎の口座に見つかったと脇坂が取り調べ、事態は“クロ”へと進んでいっている。

 第2話には壮一郎に特捜から追い出された男として吉村祐介(矢柴俊博)が出てくるが、第1話においても円香みちる(水原希子)が、実は3年間壮一郎のもとで検察事務官として働きクビになったと杏子に明かしていた。驚異の情報収集力を誇る円香が、何も壮一郎の情報を握っていないとは考えにくく、これから彼女がキーマンとなっていく可能性もある。また、壮一郎のスキャンダルを知り、杏子を事務所に誘った多田征大(小泉孝太郎)は、着実に杏子との距離を縮め始めている。そのことを知った壮一郎は、多田にどのような手を下すのか。第3話では、さらに弁護士チームと検察チームが激しく交錯していきそうだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
日曜劇場『グッドワイフ』
TBS系にて、2019年1月13日(日)スタート 毎週日曜21:00〜21:54
出演:常盤貴子、小泉孝太郎、水原希子、北村匠海、滝藤賢一、賀来千香子、吉田鋼太郎、唐沢寿明
脚本:篠崎絵里子
チーフプロデュース:瀬戸口克陽
プロデュース:東仲恵吾
演出:塚原あゆ子ほか
原作:based on “The Good Wife” produced in the United States by CBS Television Studios in association with Scott Free Productions and King Size Productions, and distributed by CBS Television Distribution” 
制作:TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/the_good_wife2019/ 

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる