広瀬すず『なつぞら』映像初解禁 、内村光良の語り担当……『紅白』×朝ドラのサプライズを振り返る

 大晦日を彩る風物詩であり、国民的音楽番組『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)。米津玄師が亡き祖父への思いを歌った「Lemon」を、故郷・徳島にある大塚美術館内のシスティーナ・ホールから歌唱。松任谷由実が、会場のNHKホールに姿を現し、「やさしさに包まれたなら」を合唱するサプライズや、大トリを飾るサザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」で圧巻のステージを飾り、桑田佳祐が松任谷とともに歌い踊るなど、まさに平成の集大成と言える『紅白』となった。一方で、『紅白』に並び“国民的”人気を誇る、朝ドラ俳優が揃い踏みとなった『紅白』でもあった。

 紅組司会は初の司会を務める広瀬すず。2018年1月クールのドラマ『anone』(日本テレビ)で3年ぶりの連続ドラマの主演、映画『ラプラスの魔女』では白組司会の櫻井翔と共演し、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』にも出演。日本モニター株式会社が発表した「2018年タレントCM起用社数ランキング」では、2位の15社と変わらぬ人気を示すなど、紅組司会に抜擢されるのも納得だ。今年4月よりスタートする連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)では、ヒロイン・奥原なつを演じる。2017年放送の朝ドラ『ひよっこ』でヒロインを務めた有村架純は、2016年の67回、2017年の68回と2年連続で紅組を務めた。広瀬同様に、国民的人気を誇る女優であり、朝ドラでのヒロイン抜擢が『紅白』の司会役に繋がっていたことだろう。

 2年前の有村と同じタイミングで紅組司会を務める広瀬。『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌「打上花火」を歌うDAOKOの出演、広瀬主演の映画『ちはやふる-結び-』の主題歌を担当したことで仲良くなったPerfumeとの中継など、彼女にとって多くのハイライトがあったが、『なつぞら』の初出し映像が流れたのは、朝ドラファンにとっては一番のサプライズだったのではないだろうか。5秒ほどの短いダイジェストではあるが、ロケ地・北海道の大自然が放つ透明感溢れる映像だ。また、放送中には総合司会の内村光良が、『なつぞら』の語りを担当することも発表された。熱心な朝ドラファンとしても有名な内村は、会見時から初の司会を務める広瀬を優しくサポートしていた。語りとしても、広瀬をそっと父親のように見守っていく姿が想像できる。

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