有村架純&岡田健史が振り返る『中学聖日記』 「聖と晶を応援してくれているのが本当に嬉しい」

有村架純&岡田健史が振り返る『中学聖日記』

 有村架純が主演を務めるTBS10月期の火曜ドラマ『中学聖日記』の放送がいよいよ最終回を迎える。かわかみじゅんこによる同名コミックを原作とした本作は、婚約者がいながらも、勤務先の学校で出会った10歳年下の中学生・黒岩晶(岡田健史)に心惹かれていく、女教師・末永聖(有村架純)の“禁断の恋”を描くヒューマンラブストーリー。原作は現在も連載中で、8話以降は、オリジナルの物語が描かれている。

 リアルサウンド映画部では先週に引き続き、本作のプロデューサーを務めるTBSの新井順子、有村架純、岡田健史にインタビュー。クランクアップを迎えたばかりという今の心境、『中学聖日記』最終回の見どころはもちろん、岡田と有村が思う『中学聖日記』や、視聴者へのメッセージまで話を聞いた。 

岡田「黒岩晶を演じられて良かった」

ーー最終回を控える今、新井プロデューサーから最終回の見どころをお願いします。

新井順子(以下、新井):昨日(※取材日前日の11月20日)、岡田健史くんの場面でオールクランクアップしましたが、現場には(有村)架純ちゃんもサプライズで駆け付けくれました。10話の終盤で、聖ちゃんが晶と恋をしてしまったことで警察に連行されて、晶くんとの恋を貫けるかどうかというやり取りが最終回で描かれます。1話からずっと“禁断の恋”というコピーで放送していますが、ショッキングな恋愛を描きたいわけではなく、出会った当初、年齢、職業から許されない恋に落ちた聖と晶の2人が、壁を乗り越えてどういうラストを迎えるかが一番の見どころです。

――約4カ月に渡った撮影を終えた今の心境は?

有村架純(以下、有村):まだ実感はないです。ですがラストを迎えた時、この4カ月間聖としてもがいたり苦しんだりしてきて良かったと思うことができて、すごく幸せでした。

――岡田さんはいかがですか?

岡田健史(以下、岡田):デビュー作でこんなに大きな役をいただいて、スタッフの皆さんにも本当に優しくしてもらいながら、自分がやりやすい環境を作っていただきました。いただいたものに対して演技で返すしかないと思ってきましたが、それができたのかどうか、撮影を終えて振り返ってみても自信がありません。でも、自分のデビュー作が『中学聖日記』で、黒岩晶を演じられて良かったと心の底から思えるような現場でした。

――お二人が改めて思う『中学聖日記』の魅力は?

有村:映像が美しいです。ロケでの撮影が多かったので、やっぱりスタジオだと表現できない美しさを表現できていると思います。風が吹いたり雨が降ってきたり、そういう偶然も演出になった気がするし、どの場面も見逃したくないと思わせてくれる美しさがこの作品の魅力の一つでもあると思っています。

岡田:演じていた時もすごく思っていたんですが、撮影が終わって改めて年齢や職業は、好きになることに関係ないということを聖と晶から学びました。好きになるということはどういうことなのか、見ている人たちがもう一度考えるきっかけになってくれるような、本当に良い作品だと思います。

――4カ月間撮影を共にしたお互いの印象は?

有村:本当に毎シーン毎シーン、晶くんとの場面は充実していたなと思います。こうしたい、ああしたいということを特に話すこともなく、相手から来たものを受けて返すことに徹したいと思っていました。そういった意味でとても信頼できる方でした。

岡田:本当になにもかもが未熟な自分を、晶として有村さんは受け入れてくださいました。できないことが多くて、監督にも有村さんにも何度も粘ってもらって撮ったシーンがたくさんあるんですが、それでも嫌な顔一つせず、毎回心がちゃんとこもったセリフや表情をされているのを見ていたので、心の底から有村さんのことを尊敬しています。

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