岩田剛典「まさかあんなに使用されるとは」 『炎上弁護人』Web記者役の裏側を語る

岩田剛典、『炎上弁護人』記者役の裏側を語る

 劇中、ネット上で総タタキ状態にあった朋美が、自身の無実を釈明するべく、馬場の撮影でネット会見を行うシーンがある。このシーンは実際に岩田がGoProを使用して撮影した映像がそのまま使われているそうで、「まさかあそこまですべて使用されていると思いませんでした(笑)」と振り返ると、演出の笠原氏は「今までにない臨場感が出ていたと思います」とお褒めの言葉。岩田は「馬場として一番美味しいシーン、芝居をしないといけないんですが、カメラマンとして、しっかりと2人(真木と仲)の表情を収めないといけないというミッションもあった。違う神経をひとつ使う撮影でした」と今までにない経験だったことを明かした。

 劇中、記者に追われる立場となる真木と仲も、これは初めての経験だったそう。真木は「360度近く回りを記者の方に囲まれるのは初めての経験で、恐怖感がありました。悪いことをした政治家さんの気持ちが分かりました(笑)」とコメント。仲は、「朋美は誹謗嘲笑の言葉に追い詰められていきますが、それでも敵ばかりではなく、味方となってくれる人もいる。私たちの仕事も1人でも応援してくださる方がいれば頑張れるものだなと、改めて感じました」と本作の撮影を振り返った。

(取材・文=石井達也)

■放送情報
『炎上弁護人』
12月15日(土)NHK総合 21:00〜22:13
12月12日(水)BS4K 19:00〜20:13
出演:真木よう子、仲里依紗、岩田剛典、岡山天音、片桐はいり、小柳ルミ子、宇崎竜童、小澤征悦ほか
作:井上由美子
音楽:未知瑠
製作総括:高橋練
演出:笠浦友愛
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/dodra/enjoh/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「レポート」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる