田中圭、松岡昌宏、町田啓太 損な役回りだった“婚約者ポジション男子”に変化!?

田中圭、松岡昌宏、町田啓太 損な役回りだった“婚約者ポジション男子”に変化!?

 11月21日放送の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)で、ついにヒロインの晶(新垣結衣)が彼氏の京谷(田中圭)にサヨナラを告げた。終盤に差し掛かる第7話でのこの展開。ドラマがスタートしたときから、京谷は晶にフラれ、恒星(松田龍平)へと向かわせる当て馬ポジションに見え、田中圭のファンでも「またフラれる役どころ?」と過去の出演作『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)などを思い出し心配していた人も少なくないだろう。しかし、本作は脚本家・野木亜紀子のオリジナル作であり、ファンタジー要素の少ないリアルでビターな人間ドラマ。京谷は元カノを自宅に住まわせていた優柔不断な男だが、晶が彼となかなか別れられないこともあり、従来のパターンを覆す展開もあるかと思われたが、やはり結果的にはフラれてしまった。去っていく晶に元カノとの同居を解消したことを告げられず、後悔とあきらめをにじませる田中圭の表情がせつない!

 京谷は晶との結婚を考え、自分の母親にも紹介していたことから婚約者に近しい存在だった。“婚約者ポジション”。それは、古今東西のラブストーリーに登場するロマンスの盛り上げ役のこと。彼らの立場はあくまで婚約者止まりで、主人公の男女の恋愛が進行していく中、ヒロインの夫という称号を得ることはない。典型的なフラれ方は、結婚式当日、教会で誓いの言葉を交わそうとした瞬間、花嫁を本命の男にさらわれるパターン。ドラマの人物相関図に「婚約」「プロポーズ」「結婚間近」というワードがあったら、それはもうあらかじめフラれるルートを定められた男性なのだ。

『中学聖日記』(c)TBS

 10月クールの連続ドラマでは、他にも“婚約者ポジション”のキャラクターが存在し、京谷役の田中圭を含めいずれも演技が魅力的。いい当て馬っぷりを見せている。町田啓太が演じる『中学聖日記』(TBS系)の勝太郎は、典型的な“婚約者”。ヒロインの聖(有村架純)とお似合いの美男で、バリバリのエリート商社マンだが、聖が生徒である中学生と恋に落ちてしまい、結婚は破談になってしまった。また、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)で松岡昌宏が演じる医師の侑市もこのポジション。お見合いで出会った産婦人科医の尚(戸田恵梨香)と結婚しようとしていたが、こちらも尚が作家の真司(ムロツヨシ)に走り、婚約は破棄された。

 このキャラクターの条件としては、ルックスの良いイケメンであること、一流企業に勤めているか医師などの仕事に就くエリートで収入が安定していること、そして、ヒロインに対する態度が優しいこと。つまり連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)でヒロインの母・鈴(松坂慶子)が繰り返し言ってきたように「大きな会社に勤めているきちんとした人」で、非の打ち所のない理想的な結婚相手ではあるのだが、しかし、彼らはフラれる。あらかじめ決められた運命に従って、100%フラれてしまう。ヒロインは「ごめんなさい」と言いながら彼らの元を去り、そして、たいていは彼らより甲斐性はないけれど面白みがある男と結婚する。

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