本田翼と波瑠は入れ替わっても大差ない? ふたりの共通点から見える、女優としての強み

 さらに「学生時代、青春を感じたことは?」という質問に対し、本田は寿司屋とカフェでバイトしていたことを挙げる。一方、中学生のころに芸能界デビューした波瑠は「仕事も忙しく、あまり学生らしい思い出はない」と言いながらも、「女子校ならではの楽しみはあったかも」と当時を懐かしむ様子も。トーク中には「寿司屋」と言う本田に「お寿司屋さんでしょ」と言葉遣いを訂正していた波瑠。天真爛漫に話す本田に対して、波瑠が鋭くツッコむ場面もあり、息の合った会話から2人の親密さが感じられた。本田自身、トークを振り返りながら「結構プライベートで仲良すぎて、素が出すぎていたんじゃないかっていう自分の中の危機感があります(笑)。ゆる〜くやっちゃったんですよね」と振り返り、トークイベントは、2人の日頃そのままの空気感のなか進行していった。

本田翼1st-Last写真本『ほんだらけ 本田本』

 波瑠は2015年、本田は今年『non-no』モデルを卒業。波瑠は女優の道に集中し、本田は、雑誌『MORE』(集英社)でレギュラーモデルとして再スタートを切った。本田はドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2018年7月、フジテレビ系)で刑事として激しいアクションシーンを披露し、女優業においても着々と演技の幅を広げている。さらに、YouTubeでチャンネルを開設し、ゲーム実況にも挑戦。趣味の範疇を超えたゲーム界隈での本田の活動には、世間の注目も集まっている。

 波瑠は『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』(2018年1月、日本テレビ系)、『未解決の女 警視庁文書捜査官』(2018年4月、テレビ朝日)、『サバイバル・ウエディング』(2018年7月、日本テレビ系)と実に3クール連続でドラマに出演し、主演映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』も現在劇場上映中と出ずっぱりの1年だった。

 活躍の場はそれぞれだが、ふたりには共通点となるキャリアがあり、特にこの数年、あらゆる場面で目にするほどに活躍している。女優としても、ラブストーリーから刑事ドラマ、漫画原作の作品までジャンルを選ばず出演していることは、ふたりの強みと言えるだろう。主役級のふたりが女優として共演する日が来たとしたらそれは夢のような話であるが、今後も、本田翼と波瑠がSNSやラジオを通じてプライベートなエピソードを披露することを楽しみにしたい。

■かみと ゆめ
ライター。映画、ドラマなど役者評、アクター分析を中心に執筆。Twitter

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