若月佑美が語る、乃木坂46卒業と『今日から俺は!!』 「福田監督にちょっと怒られました(笑)」

若月佑美が明かす、乃木坂46卒業後の道

「福田監督から「ゴルゴ」って呼ばれていて……(笑)」

ーー橋本さんを慕うという意味ではドラマでの関係性とも近い部分があったようですね。

若月:環奈ちゃんは全く壁がなくて、最初からとてもフレンドリーに接してくれたんです。クランクインの日から既に昔から一緒だったかのようにずっと喋っていたぐらいでした(笑)。アイドル出身で今は主に女優さんとして活躍されている面で、私自身話が聞きたいこともたくさんありましたし、一緒にやっていてとてもやりやすくて楽しかったです。役柄的にもずっと一緒だったので、本当に仲良くなりました。撮影が終わった今でもしょっちゅう一緒にご飯に行ったり、毎日LINEもしたりしているぐらいです(笑)。

ーー橋本さんをはじめ出演者の方々の多彩な表情は、福田監督作品の大きな見どころのひとつですよね。

若月:私自身は役柄的にそこまでインパクトのある表情をすることはあまりなかったんですけど、特に何もしていないときに福田監督から「ゴルゴ」って呼ばれていて……(笑)。

ーー「ゴルゴ」って『ゴルゴ13』の「ゴルゴ」ですか?(笑)

若月:はい(笑)。みんなわりと特徴的なメイクをしているんですけど、なんか私はゴルゴ13みたいに見えるらしくて(笑)。朝方の撮影で目に力を入れていたときに、目と眉毛の境目がほぼなくなったように見えたのがきっかけで、福田監督に「ゴルゴに似てる」って言われるようになってしまいました(笑)。

ーーけっこう酷いですね(笑)。

若月:そうなんですよ! ずっと「お前、誰かに似てるな~」って言ってくれていたので、「これは昔の『スケバン刑事』みたいに、リアルを追求できているということかな」と思っていたんですけど、「ゴルゴか星飛雄馬だ!」って(笑)。そういう予期せぬところで、もしかしたら顔芸が出てきちゃっているかもしれません(笑)。

ーー今回皆さんの髪型も特徴的ですが、若月さんは地毛を切ったらしいですね。

若月:衣装合わせで髪型をどうするかを話していたら、福田監督に「切って」と言われたので、その場で「わかりました! 切ります!」と言いました。なので、福田監督の想像通りの髪になれたんじゃないかなと(笑)。

ーー福田監督の指示だったんですね。

若月:やっぱり監督の思い描いてるものを形にする役目だと思ったので、直接その場で指示をいただいて、ベストなものができたのであれば、それは嬉しいことだなと思います。

ーー乃木坂46の活動ではバラエティー番組でコントをやる機会もありましたが、そういう経験が今回のドラマに活かされている部分もあるかもしれませんね。

若月:そうですね。今回は福田監督が私のコンプレックスだった部分を拾ってくださったところがあるんです。アイドルって、ボケかツッコミかで言えば、ボケ担当の方が多い気がするんですよ。でも私はグループ内でキャラクター的にツッコミの役割を担うことが多かったので、バラエティーに出てもなかなか面白いことを言えずに優等生発言のようなツッコミをして終わってしまうことが結構あって。そんな中で、『スマートモテリーマン講座』のときに、福田監督に「アドリブでツッコんでいいよ!」と言われて、実際にやってみたら「いいじゃん!」と言ってくださったんです。そのときに、コンプレックスだと思っていたことが、別の場所では活かすことができるんだと思えて、考え方も少し変わりました。もっと活かしていきたいなって。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる