若月佑美が語る、乃木坂46卒業と『今日から俺は!!』 「福田監督にちょっと怒られました(笑)」

若月佑美が明かす、乃木坂46卒業後の道

 賀来賢人や伊藤健太郎、橋本環奈らの思い切った演技や、小栗旬や柳楽優弥ら豪華ゲストの登場も毎回話題になっている日本テレビ系日曜ドラマ『今日から俺は!!』。累計発行部数4,000万部を超える西森博之の伝説のツッパリ漫画を連続ドラマ化した本作は、“ツッパリ”という言葉が全盛期の80年代初頭を舞台に、悪知恵は天下一品の規格外ヒーロー・金髪パーマの三橋貴志と、「曲がった奴には絶対負けない」が信条のツンツン頭・伊藤真司の、“最強でおバカなコンビ”の活躍を描いたヤンキーコメディーだ。

 今回リアルサウンド映画部では、本作で橋本扮する女番長・京子を慕うスケバンの川崎明美を演じている若月佑美にインタビューを行った。舞台『16人のプリンシパル』『スマートモテリーマン講座』に続いて3度目のタッグとなった福田雄一監督や京子役の橋本環奈との関係性から、先日発表した乃木坂46卒業についてまで、じっくりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「何か新しいことに挑戦できたらいいなとワクワクしました」

ーー福田雄一監督のドラマに出演するのは今回が初めてになりますね。

若月佑美(以下、若月):一番最初に今回のお話をいただいたのが、2017年の舞台『スマートモテリーマン講座』の稽古中だったんです。ただ正式にというよりは、私が「一瞬改造されてヤンキーになって登場する」というシーンを見た福田さんが、「ヤンキーいけるじゃん!」「そんなドスの効いた声出るの?」と言ってくださって(笑)。そこから、「来年『今日から俺は!!』というヤンキードラマをやるんだけど、普段は怖いけど恋人の前ではかわいい顔をする早川京子にツッコめる相棒役を作ろうと思っている」という話をしていただき、もしもスケジュールが合うならお願いしたいと言ってくださって、やらせていただくことになりました。

ーーでは、わりと早い段階からどんな役柄かは見えていたわけですね。

若月:そうですね。福田監督がきっちり説明してくださいましたし、“早川京子にツッコむ”という役割もはっきりしていたので、自分の中でもやりやすかったです。

ーーキャストのラインナップにはどんな印象を?

若月:本当にびっくりしました。私がここに入らせていただけるのかという喜びと、自分の中で新しい一面を出していけるように頑張りたいなという気持ちが芽生えました。コメディーというジャンルは、福田さんの舞台以外やったことがなかったので、ドラマでもコメディー部門で何か新しいことに挑戦できたらいいなとワクワクしました。

ーー不安よりも期待の方が大きかったと。

若月:そうですね。ただ、個人としてレギュラーでがっつりドラマに出るのは今回がほぼ初めてと言えるぐらいだったので、もちろん不安な部分もありました。それまでは舞台の出演が多く、「稽古をして、場当たりして、本番へ」という流れしかほぼ知らなかったんです。連続ドラマの撮影は右も左も分からない状況だったので、先輩方のお邪魔にならないように、ゼロからきっちり勉強しながら何かを吸収したいなと思いました。

ーー実際に撮影に入ってからはいかがでしたか?

若月:福田監督の人柄もあるんですけど、現場がホーム感で溢れていて、本当に笑いの絶えない面白くて楽しい現場でした。まず何よりも賀来(賢人)さんの動きのアドリブがすごく面白くて(笑)。伊藤ちゃん(伊藤健太郎)のツンツンヘアーって、きっちりセットしてあるので、触ってもちゃんと元の通りに戻るんですよ。賀来さんはそれを、台本には書かれていないのに、本番でアドリブでやってくるんです(笑)。急にやってくるので、私も(橋本)環奈ちゃんも噴き出しちゃうんですけど、そのままOKになったりして(笑)。なので、そういう素の部分ももしかしたら出ているかもしれません。あと、福田監督からの「白目やって」とか「顎出して」という指示に一瞬で対応できる環奈ちゃんは、何度も福田組で鍛えられているだけあってさすがだなと思いました。本当に尊敬しましたね。

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