川島海荷、『モンスター・ホテル』との歩みを語る 「声だけのお仕事で“楽しい”と教えてくれた」

川島海荷、『モンスター・ホテル』との歩み

「藤森さんのセリフを聞いて笑ってしまう」


ーー共演者の方々には会いましたか?

川島:まだお会いしていないんですけど、声だけ聞いていて、山寺(宏一)さんはやっぱり安定感があって、すごく助けていただいているなと思っています。藤森(慎吾)さんは、より一層上手くなられていて、さすがだなと。実際に藤森さんのセリフを聞いて笑ってしまうこともありました(笑)。台本だけだと分からないセリフがあって、「これどうやって言うんだろう?」って思っていたら、藤森さんに寄せたセリフになっていたので、こんな風にやってくるんだなと「あ~」って嬉しくなりました。観月(ありさ)さんは初めてのキャラクターをやられているのですが、本当にぴったりで。ちょっと小悪魔的なところが色っぽくて、メイヴィスが子供っぽく見えるなと思いつつ、カッコいいなと思いました。

ーー舞台挨拶などで再会できるといいですね。

川島:緊張しますね。実際に声ではお会いしているけれど、一緒の作品に出ていても吹き替えだとあまりお会いできないので、前回もそうだったんですけど、一瞬にして緊張してしまうなと思います。どちらかというと、「いつも聞いてます!」というような感じになるので(笑)、楽しみです。

ーー今回の作品では、これまで娘であるメイヴィスを見守ってきたドラキュラの恋が描かれますね。

川島:お父さんの恋を応援するって、メイヴィス的にもちょっと複雑な心境だと思うし、内容的には攻めているなと思うんです。でもそれをポップにかわいらしく表現していて、私たちが共感できるような部分もあるなと感じました。そんな挑戦的な内容を楽しみながら観られるのが『モンスター・ホテル』の良さだと思うので、ハラハラドキドキをみなさんにも味わってほしいですね。

ーー個性的なキャラクターが多いですよね。

川島:デニスと犬のチッチのコンビはもう最強だと思いました(笑)。2人の掛け合いはコントのようで、ずっと観ていられるし、癒されます。それぞれのモンスターたちに個性が強いキャラ設定があって、それをちょこちょこ出してくるのが毎回クスッと笑えます。みんな自由だな~って。よくまとまっているなっていうくらい、バラバラなキャラクターたちが集まっていますね。

ーー音楽が物語を彩るものでもあるし、動かしていくポイントだなと感じました。

川島:毎回流れる音楽が豪華です。私でも知っているトップアーティストの音楽が使われていたりするので、全米ヒット1位の凄さを感じられます。やっぱり『モンスター・ホテル』のスピード感、躍動感に音楽は欠かせません。「バコンバコーン」って効果音よりは、リズムに乗りながら観られることも新しいなと感じます。

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