阿部寛や竹内涼真が初回から熱演! 『下町ロケット』3年ぶり続編でパワーアップした“チームの絆”

『下町ロケット』阿部寛や竹内涼真が熱演!


 ギアゴーストの副社長兼技術者・島津裕(イモトアヤコ)は、数値では示すことのできない佃製作所のバルブに惚れ込むが、そこには技術者としての意地と誇り、そして泥臭さがある。佃はコンペが迫る中、立花に「泥臭くやれ! 自分のプライド持って最高のバルブをつくってくれよ!」と声をかける。コストオーバーやスペックの向上など、様々な問題にぶつかりながらも、立花たちがバルブを完成できたのは、いつも諦めずに支え続けた佃の存在があったからだ。佃がギアゴーストに開発チームも呼んでプレゼンをしたのは、彼らあっての佃製作所であることの表れでもある。10月7日に行われた『下町ロケット』の舞台挨拶では、キャスト陣の息のあったチームワークが話題となっていたが、実際に放送を観て、前シーズンよりさらにパワーアップしたチームの絆を実感させられた。

 第1話後半では、帝国重工の宇宙航空部部長・財前道生(吉川晃司)が、ついに「スターダスト計画」の終了を佃に告げる。最後に飛ばす予定のロケットに載せるエンジンも、佃製作所のものは使用できないと宣告され、さらにはギアゴーストに特許侵害訴訟が起こされることに。立ちはだかるのは佃製作所の大手ライバル企業となる小型エンジンメーカー・ダイダロス。出る杭は打たれると言ったところだろうが、ダイダロスは「安さは一流、技術は二流」と、佃製作所のスローガンと真正面から対立しているところが注目すべき点。代表取締役・重田登志行(古舘伊知郎)との激突が、大きな山場となっていきそうだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
日曜劇場『下町ロケット』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:阿部寛、土屋太鳳、竹内涼真、立川談春、安田顕、和田聰宏、今野浩喜、中本賢、谷田歩、朝倉あき、真矢ミキ、木下ほうか、恵俊彰、池畑慎之介、倍賞美津子ほか
原作:池井戸潤『下町ロケット ゴースト』(小学館刊)
脚本:丑尾健太郎
プロデューサー:伊與田英徳、峠田浩
演出:福澤克雄、田中健太
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/

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