『中学聖日記』で異例の芸能界デビュー、新人・岡田健史の素顔 「人生で一番うれしかった」

『中学聖日記』岡田健史の素顔

「役へのアプローチの仕方を丁寧に教えてくださいました」

岡田健史

ーー演じてみて、改めて難しいと感じていることはどこでしょう?

岡田:自分の解釈と監督の解釈が違ったり、人それぞれ感性が違うというのが難しいですね。相手の意見を否定するのではなくて、「こうしたらつじつまが合うな」と自分なりに考える作業が難しくもあり、おもしろくもあります。

ーーでは、楽しいと感じていることは?

岡田:台本を読んで「こんな風になるんだろうな」と想像して現場に行くのですが、実際は空気感も違うし、相手の表情を見ながら “受け取って、出して”というやりとりが楽しいです。なかでも聖先生とのお芝居は、晶としても岡田健史としても、すごくおもしろいです。

ーー具体的にはどんなところが?

岡田:晶と聖先生が2人きりでいるときに、先生が涙ぐむシーンがあるのですが、僕は先生が涙ぐむとは思っていなかったんです。その姿を見て、晶としてではなく、岡田健史に一瞬なってしまったり。

ーー有村さんから、演技のアドバイスなどもあるのでしょうか?

岡田:あるシーンで、演技を終えた後に監督から「ここは、本当はそうじゃなかった」というお話があったんです。先に口を挟んだら混乱するからという監督の気遣いだったのですが、自分としてはすごく悔しくて。そんな時、有村さんが、「思いが一緒でも伝え方が違ったり、伝え方が一緒でも思いが違ったりするから、ちゃんと監督と話し合うことも大事だし、自分の思いを持つことも大事だよ」と。それから「私が晶くんの立場だったら……」と、役へのアプローチの仕方を丁寧に教えてくださいました。すごく印象に残っていますし、とてもありがたかったです。

ーー忘れられない、素敵なエピソードですね。最後に、岡田さんが10代のうちにやり遂げたいこと。そして、その先の目標を教えてください。

岡田:なまりがあるので、まずは標準語と地元の言葉を使い分けられるようにしたいです(笑)。将来の目標としては、ビジュアルではなくて、感情の動き方や表現の仕方が“美しい俳優”になりたいです。外側はメイクさんやスタイリストさん、カメラマンさんもいらっしゃるので、そこはお任せして。俳優として美しく、観ている人に誰よりも感動してもらえるような役者になりたいと思っています。

岡田健史

(取材・文=nakamura omame/写真=大和田茉椰)

■公開情報
火曜ドラマ『中学聖日記』
TBS系にて、10月9日(火)スタート 毎週火曜22:00~23:07
出演:有村架純、岡田健史、町田啓太、マキタスポーツ、夏木マリ、友近、吉田羊、夏川結衣、中山咲月
原作:かわかみじゅんこ『中学聖日記』(祥伝社フィールコミックス)
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、竹村謙太郎、坪井敏雄
主題歌:Uru「プロローグ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/chugakuseinikki_tbs/

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<応募締切>
10月30日(火)

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