紫煙をくゆらせるニコラス・ホルトの姿が 『ライ麦畑の反逆児』本予告&ポスター
2019年1月1日に生誕100周年を迎える小説家J・D・サリンジャーの半生を描いた映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』より、予告編とポスタービジュアルが公開された。
世界中で累計6,500万部を突破した青春小説『ライ麦畑でつかまえて』。時代を越え多くの若者に愛され、数々のアーティストにインスピレーションをもたらしながら、80年代にアメリカで起きたいくつかの暗殺事件の犯人が愛読していたというセンセーショナルな出来事が起こるなど、各方面に影響を与え続けている。
本作は、この20世紀を代表する名作を生みだした作家サリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に満ちた半生、そして小説の誕生秘話を描き出す。20世紀半ばの華やかなニューヨークを舞台に、若きサリンジャーが自分の作風を見つけ出そうと試行錯誤を重ねる姿、社交界のセレブとの恋の顛末、恩師との運命的な出会い、第二次世界大戦の最前線での経験によるトラウマにもがき苦しむ姿、そして圧倒的な名声と富を手に入れながら、なぜその絶頂期に文壇から姿を消したのか、すべての謎が明かされる。
サリンジャー役には、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『X-MEN』などへの出演からトム・フォードのキャンペーンモデルまで幅広く活躍するニコラス・ホルト。サリンジャーの才能を開花させた、コロンビア大学の教授で文芸誌ストーリーの編集者ウィット・バーネット役にケヴィン・スペイシーが名を連ね、『大統領の執事の涙』『ハンガー・ゲーム FINAL』完結編2部作の脚本家で俳優でもあるダニー・ストロングが、原作の映画化権を自ら取得し、長編初メガホンを取った。
公開されたポスタービジュアルは、常識に屈せずアメリカ文学に革命を起こしたサリンジャーの若き反逆児としてのイメージを反映させたもの。紫煙をくゆらせこちらを見つめるホルトと「孤独のなかで、言葉があふれだす」とコピーが添えられている。
予告映像では恩師と出会うことで作家の道を選び、運命の恋人と出会う20歳の恐れを知らないサリンジャーの姿、そして出版社との軋轢や書けない苦しみなどが映し出されている。
■公開情報
『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
2019年1月18日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、ホープ・デイヴィス、サラ・ポールソン
監督・脚本:ダニー・ストロング
製作:ブルース・コーエン、モリー・スミス
原作:『サリンジャー 生涯91年の真実』(晶文社刊)
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ
配給:ファントム・フィルム
109分/アメリカ/カラー/2017/英語/原題:Rebel in the Rye
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