高畑充希は素晴らしいコメディエンヌだ 『過保護のカホコ』SPへの期待と2018年も止まらぬ活躍
「彼女が出演するドラマは間違いない」と思わせるほど、シリアスからコメディまで幅広い演技力で、今やドラマ界において欠かせない存在となった女優・高畑充希。NTTドコモのCMでX JAPANの「紅」を熱唱した際には、ミュージカルで培った歌唱力に絶賛の声が。また、高畑の代表作の1つである昨年の夏に話題を呼んだドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)がスペシャルドラマ『過保護のカホコ2018~ラブ&ドリーム~』として9月19日に帰ってくるなど2018年も止まらぬ活躍ぶりを見せている。
そんな彼女が今年演じる役柄の傾向は、『忘却のサチコ』(テレビ東京)や『68歳の新入社員』(カンテレ・フジテレビ系)など、スーツの似合うOL役が多い。26歳という年齢的に働く女性を演じるのはごく自然なことだが、高畑の場合は、その確かな演技力と、NHKの連続テレビ小説『ごちそうさん』や『とと姉ちゃん』のイメージからか、ほんわか系で見た目のキュートさに反し、どこかしっかり者の役を務めるイメージが強い。前途したドコモのCMの役どころもそうだ。
高畑の演技の面白さは、しっかり者の役を好演するという特徴がベースにあるからこそ、そのイメージを崩したり、または増長したりすることができるところではないだろうか。作り手側も高畑に演じさせたくなる、コメディエンヌとしての才能は既に市民権を得ている。