松風理咲&松井愛莉、互いを思い涙を流す 『グッド・ドクター』が示した、幸せを分け合う方法

『グッド・ドクター』幸せを分け合う方法

 相手の幸せを思う気持ちは、汐里も同じだ。8歳のとき初めて小腸の手術を受けた伊代は、さみしがり屋で泣き虫だった。だが、今では、小児外科の子供たちの立派なお手本となっている。幼い頃から何度もつらい治療を乗り越えて、どんどん強く成長していく伊代を見ていた汐里は、その姿から勇気をもらっていたという。

 「何か大きな勘違いしてるよ」。汐里は、自分が伊代のドナーになれると知ったとき、不安もあったがうれしかったと伊代に話した。伊代がつらいときに見ていることしかできなかった汐里は、「ようやく本当の意味で伊代のことを助けられる気がして。私は不幸になるためにドナーになるんじゃない。伊代と2人でもっと幸せになるためになるんだよ」と話す。

 『グッド・ドクター』ではお決まりとなった、おにぎりかアイスを食べる湊と夏美のシーン。第9話では、湊が「アイスは1人で食べるより、瀬戸先生と2人で分け合って食べた方がずっとずっとおいしいです。伊代ちゃんと汐里さんも幸せを分け合った方がずっとずっと幸せになれます」とアイスを無邪気に食べていた。物語の終盤では、お互いの幸せを思う気持ちを確かめ合った矢先に、汐里の前で再び倒れてしまった伊代。次週の最終話で、伊代と汐里の幸せが描かれることを切に願う。

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(文=大和田茉椰)

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

■放送情報
『グッド・ドクター』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00放送
出演:山崎賢人、上野樹里、藤木直人、戸次重幸、中村ゆり、浜野謙太、板尾創路、柄本明ほか
原作:『グッド・ドクター』(c)KBS(脚本:パク・ジェボム)
脚本:徳永友一、大北はるか
プロデュース: 藤野良太、金城綾香
協力プロデュース:西坂瑞城
演出: 金井紘、相沢秀幸
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/

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