桐山漣、特撮出身ならではの説得力 『正義のセ』ゲスト出演で視聴者を虜に

桐山漣、『正義のセ』で視聴者を虜に

 1話完結型のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)は、各回にゲストが登場するのが特徴的だ。5月30日に放送された第8話には、人気俳優の光岡駿太役として、桐山漣が出演。主人公で検事の凜々子(吉高由里子)がメロメロになるほどの、特撮ヒーローとして視聴者のハートもゲットしている。

 あるひき逃げ事件を担当することになった検事の凜々子。被疑者である斎藤茂典(正名僕蔵)は光岡のマネージャーだった。話によれば、斎藤は光岡を後部座席に乗せ家まで送り届ける途中で、被害者の横山茜(浦まゆ)をひいてしまったことに気づかず、そのまま立ち去ってしまったという。しかし、運転していたのは光岡で、彼が交際中の女優の家に向かう途中で横山をひいてしまったのが真実であり、斎藤は身代わり出頭だった。

 桐山漣と言えば、2009年放送開始の『仮面ライダーW』(テレビ朝日)で、菅田将暉とともに2人で1人の仮面ライダーを演じ、一躍有名となった人物。今回の劇中でも、物語内だけの架空のドラマ『電磁戦士プラズマン』に出演した俳優として登場という、桐山の経歴を意識した役回りとなっている。凜々子と事務官の相原(安田顕)は、事件の捜査に立ち上がるのだが、人気俳優に会えると凜々子はテンションが爆上がりに。相原が浮かれ気分の凜々子をたしなめるほどだ。「ミーハーな女子高生じゃないんだから、撮影現場なんか興味ないし」と言いながら、ドラマ内で光岡が出演している『インフィニティラブ』の看板を見るや否や、朝の占いを信じて首に巻いていたピンクのスカーフを持ち上げ満面の笑みを浮かべる凜々子が、何とも愛らしくユニークである。

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