林遣都の優しすぎる選択に涙 『おっさんずラブ』世界トレンド1位を記録する大盛り上がり!
Twitterの世界トレンド1位に「#おっさんずラブ」がランクインした。最終章に突入した『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)第6話「息子さんを僕にください!」に、日本中がドギマギしたことを象徴した一つの指標と言えるだろう。
第6話は、急展開に次ぐ急展開のジェットコースターロマンス。「俺と牧は……付き合ってます!」という春田創一(田中圭)のカミングアウトにスタートした物語は、なんとも切ない幕切れでエンディングを迎える。“牧春”こと、春田と牧凌太(林遣都)のカップリングを見守るファンの嘆きが、世界トレンド1位という巨大な推進力を生んだのだ。
春田は牧の思いを受け入れる覚悟をようやく決めていたが、牧は春田にどこか後ろめたさを感じ、次の一歩を踏み出せずにいた。春田は、幼なじみのちず(内田理央)と一緒になった方がいい。一般的には男性が男性を好きになることが許されるのはまだ難しく、春田と牧、どちらの両親にも恋人とは理解してもらえない。自分の幸せより相手の幸せ。現実に直面した牧が目にしたのは、春田がちずを抱き寄せている光景だった。
「結局幸せじゃないんですよ、俺。春田さんと一緒にいても苦しいことばっかりです。ずっと、苦しいです」「別れましょう。俺、春田さんのこと好きじゃないです。俺のことは忘れてください。俺は春田さんのことなんか好きじゃない。今までありがとうございました」
牧の瞳から絶え間なくこぼれ落ちる大粒の涙が、本心とは正反対の言葉であることを示していた。春田の幸せを願うあまりに、牧がとった優し過ぎる選択。上司であり、元彼・武川政宗(眞島秀和)が以前、牧に言ったセリフ「お前は今、不毛な恋愛に足を突っ込んでいる」「あっち側の人間を好きになっても、幸せになることは絶対にない」という忠告は、フラグとして牧の未来を暗示していた。