菜々緒と木村佳乃の対立に反響 『Missデビル』“悪魔”に“ヒーロー”要素が垣間見える

菜々緒と木村佳乃が火花を散らす?

 これまで型破りな菜々緒のキャラクターに注目が集まっていた『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)。4月28日に放送された第3話では、菜々緒と木村佳乃の対立が反響を呼んだ。

 コンサルタントとして人事部人材活用ラボの室長となった椿に疑いの目を向けた人事部長・伊東千紘(木村佳乃)。会社の利益を第一優先としデータに則して人事査定を行う椿は、家族のような会社を目指す伊東と対立していた。

 第3話の舞台となった損害サービス部の課長・簑島(金子貴俊)は、営業部時代に伊東の下で働いており慕われていた。しかし、表面的にだけ実行され“働き方改革”のお題目を唱えるだけの部長・尾上(おかやまはじめ)と、わがままで自分勝手な若手社員・吉田(前田公輝)の2人からの板挟みにあう簑島は、回しきれない量の仕事に追われ、辛い日々を送っていた。そんな簑島に接触した椿は「ただ自分が犠牲になりがむしゃらに働く。それ以外の方法もあるように思えますが」と意味深な態度をとる。

 話している2人を偶然目撃した伊東は、ただならぬ雰囲気を察知し、椿に詰め寄る。「あなたのようにただ目先の利益だけを追求して人を切っても決して会社の成長には繋がらない」と強い剣幕で訴える伊東。だが、椿は「あなたの推し進める改革が簑島課長のような立場の人を追い詰めているのではないかと」と一歩も引かなかった。

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 対立の原因は価値観の相違によるもの。これまでの椿の行いは、データを基にリストラ社員を決定する無慈悲な首切り役として映されていた。しかし、新人研修では研修のストレスからいじめを行っていた社員を、第2営業部ではセクハラをしていた部長に証拠を突きつけ、退社に追いやった。冷酷な言動など好感の持てるやり方ではないが、ヒーローとしての側面も垣間見えている。

 伊東は、データばかりに注視せず、社員の本質を見極めるべきと椿に人事部のプライドを示す。しかし、冷酷だと思われていた椿も「私もそんなつもり毛頭ありません」と機械的に切り捨てているだけではないことを明かした。

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