“宇宙人がアイドルを目指す”設定がなぜリアルに感じるのか 志尊淳主演『ドルメンX』の面白さ
原作にはこうした、この界隈で活躍する俳優たちが感じる葛藤や、ファンが感じる葛藤が随所で描かれている。そうした葛藤の部分も映像にちゃんと落とし込んでいることが、設定は「宇宙人がアイドルを目指す」という突拍子のないものに思えても、リアリティを感じながら見られるゆえんだろう。
このドラマは、第5話で最終回を迎えたあと、6月には映画の公開が待っているが、その中でもこうしたリアリティのある彼らの葛藤の世界を見せてくれるのではないだろうか。
■西森路代
ライター。1972年生まれ。大学卒業後、地方テレビ局のOLを経て上京。派遣、編集プロダクション、ラジオディレクターを経てフリーランスライターに。アジアのエンターテイメントと女子、人気について主に執筆。共著に「女子会2.0」がある。また、TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeにも出演している。
■放送情報
『ドルメンX』
日本テレビ系列にて、毎週土曜深夜24:55〜25:25
出演:志尊淳、浅香航大、小越勇輝、玉城ティナ、桐山漣、堀井新太、徳井義実(チュート
リアル)
原作:高木ユーナ(小学館「ビッグコミックス」刊)
脚本:樫田正剛
音楽プロデューサー:くっきー(野性爆弾)
企画・演出:藤森真実
監督:小室直子
制作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/dolmenX/