10代ラストの広瀬すずや葵わかなが奮闘！ 作品を背負い引っ張る19歳の女優たち
『もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～』（日本テレビ系）で山田涼介演じる主人公に笑顔を送るヒロインを演じ、知名度が急上昇中の恒松は、このところ活躍の目覚ましい女優のひとり。橋本と共演した『ハルチカ』での難聴の美少女役がそうであるように、女性キャストの中で“2番手”を演じることの多い彼女だが、昨年公開の『散歩する侵略者』の宇宙人役や、『サクラダリセット』での金髪に赤い瞳の能力者という奇異なキャラ設定など、彼女は難なくハマり、主役とは別の位置から強い光を放つのだ。今夏には『虹色デイズ』に『3D彼女 リアルガール』と出演作が続々と公開される。注目の若手俳優陣が並ぶ中、彼女の放つ光に期待だ。
今期のドラマを牽引し、盛り上げてきた19歳の女優たち。若くして横幅広くキャラクターを演じ分ける広瀬や、年齢を重ねていく女性を縦幅広く演じ分ける葵など、彼女らの今があるのは、10代後半という輝かしい青春時代を“女優道”に捧げてきたからにほかならない。少女と女性の狭間に立つ彼女たちが、ティーン向けの“キラキラ”な作品から、社会派の人間ドラマまでのいずれもを担っていけるのは心強い。
さらにこの世代には、E-girlsのパフォーマーで、昨年は『心が叫びたがってるんだ。』で好演を見せた石井杏奈、『もみ冬』にも登場し、子役から大きく変貌しつつある小野花梨、映画で主要ポジションでの起用が続き、間もなく主演作『honey』が公開される平祐奈といった、すでに目覚ましい功績を挙げる若手女優らが名を連ねる。今後ますますの活躍が期待される彼女たちを、追いかけ続けていきたいところだ。彼女らに続く同世代の女優たちの登場にもまた期待したい。
■折田侑駿
映画ライター。1990年生まれ。オムニバス長編映画『スクラップスクラッパー』などに役者として出演。最も好きな監督は、増村保造。
■放送情報
『anone』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演：広瀬すず、田中裕子、瑛太、小林聡美、阿部サダヲ、火野正平ほか
脚本：坂元裕二
演出：水田伸生
チーフプロデューサー：西憲彦
プロデューサー：次屋尚
制作協力：ザ・ワークス
製作著作：日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト：https://www.ntv.co.jp/anone/
■放送情報
NHK連続テレビ小説『わろてんか』
出演：葵わかな、松坂桃李、濱田岳、広瀬アリス、徳永えり、大野拓朗、前野朋哉、岡本玲、藤井隆、内場勝則、高橋一生、松尾諭、成田凌、水上京香ほか
作：吉田智子
音楽：横山克
平成29年10月2日（月）～平成30年3月31日（土）全151回（予定）
＜総合＞
（月～土）午前8時～8時15分／午後0時45分～1時［再］
＜BSプレミアム＞
（月～土）午前7時30分～7時45分／午後11時～11時15分［再］
（土） 午前9時30分～11時［1週間分］
写真提供＝NHK
公式サイト：http://www.nhk.or.jp/warotenka/
