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葵わかなが語る、『わろてんか』てん役を通しての成長 「常に向上心をもって演技をしていきたい」

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 昨年10月にスタートした連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合)が、3月の最終回に向けて折り返し地点に入った。明治後期、大阪を舞台に、笑いをビジネスにした日本で初めての女性・てんの一代記を描く“愛と笑い”の物語だ。

 リアルサウンド映画部では、主人公・てんを演じる葵わかなにインタビューを行った。撮影開始から7カ月を経ての心境から、藤吉(松坂桃李)、風太(濱田岳)、伊能(高橋一生)、てんを支える3人との関係性、今後の展望までじっくりと語ってもらった。一つひとつの言葉を選びながら話す彼女から、役に対する真摯な思いが伝わってきた。(渡辺彰浩)

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「てんちゃんにはものすごく強い心がある」

ーー今回、葵さんはオーディションで、てん役に決まりました。朝ドラヒロインに決定した時の気持ちは?

葵わかな(以下、葵):決まった時は、喜びよりも、驚きがとにかく大きくて、実感するまでにすごく時間がかかりました。いろんな方から大変だよって言われていたので、どんなに大変なんだろうと心構えして撮影に入ったんです。でも、ペースに慣れてしまえば、大変なこともそれほどなく、あっという間に7カ月が過ぎていきました。最初からずっと楽しい撮影をおくることができています。スタッフさん、共演者の方々の支えがあるからこそだと思います。

ーークランクイン前と現在で心境の変化は。

葵:物語が進むにつれ共演する方々が変わったり、てんちゃんの年齢や立場の変化はありますけど、役や作品に対する思いは変わってないです。『わろてんか』には複数の監督がいらっしゃって、2週間ごとに変わっていくんです。その意味では、てんちゃんにずっと連続して関わっているのは、私しかいないのかなと。てんちゃんがある決断をするシーンでは、その方向性を監督から私に委ねてもらえる機会もありました。

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ーー例えばどんなシーンですか。

葵:例えば、てんちゃんが母親として、どんな振る舞い方をするか。台本には「子供の頭を下げさせる」というト書きがあったんですけど、果たしててんちゃんはそんなことするんだろうかって、私は思ったんです。それは、大事に育ててくれた藤岡家の両親を見ても、今までのてんちゃんを見ても、自分の子供に対してそんな接し方はしないのではと。最終的には、母親として頭を下げるという形に変更してくださいました。てんちゃんは息子の隼也に100%の愛情を注いでいますが、働く女性という立場上、家にいる時間がほかのお母さんよりも短い。隼也も成長して、母の忙しさを理解しつつも甘えたいという思いもまだまだあって。お互い思い合ってはいるのに、心がすれ違ってしまっている、それを表現できたら、というお話をさせていただきました。

ーーなるほど。脚本上だけでなく、役の気持ちになって、その時、その時の決断をしていったと。

葵:それをすることが普通なのが朝ドラの現場で、ほかの作品とは違うところなのかなと思います。長期間の撮影ということもあり、役に対する責任やこだわりは強くなりますし、それがやりがいに繋がっていると感じています。演技について悩むことがあっても、同じように悩んでくれるスタッフさん、同じようにその問題の重さを受け止めてくれる共演者の方がいる。すごくチームワークのいい現場だと思いますし、いつも感謝しています。

ーー葵さんにとって、てんはどんな存在ですか。

葵:明るくて、笑うことが好きで、人に優しくて、すごく一途な子という印象です。でも、その裏にはものすごく強い心がある。常に笑顔でいるということは、自分の悲しいこと、他人からの悪意も飲み込んでしまえる力がないと笑いには繋げられない。マイナスのものを自分の中でプラスに変換できる度量の深さがてんちゃんにはあります。幼い頃は、箱入り娘として世間知らずの女の子でしたが、自分の意思で物事を決めることができる太っ腹な女性に成長していきます。一見、そうは見えないかもしれませんが、本当はとってもすごい人なんじゃないかと、私は思っています。

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