門脇麦と新木優子が衝撃キス! 『トドメの接吻』ヒロイン2人の対面で物語は急加速

『トドメの接吻』門脇麦と新木優子が衝撃キス

 さて、旺太郎の“死”で幕を開けた第7話だが、宰子が美尊にキスをし、タイムリープするという衝撃の展開で彼の命は助かった。しかし、第6話で自分たちの運命を知って以来、旺太郎に対して主従関係になってしまった宰子。彼女の旺太郎を見つめるその瞳は、あまりに切ない。美尊のこぼした言葉により、真相を知った旺太郎は宰子のもとへと走る。路上の壁には、彼の記憶の中にある宰子の姿が映し出されるという、かなりエモーショナルな演出が施され、2人が向かい合う場面へとなだれ込んだ。「あなたを幸せにする道具になる」という宰子の健気な想いに、心揺さぶられずにはいられなかった旺太郎。今後2人の関係性はさらに変わってきそうだ。

 そして毎回登場しては意味深な余韻を残していた春海(菅田将暉)が、ついに大きな動きを見せた。尊氏のもとを訪れ、彼にそれとなく“タイムリープ”の存在について示したのだ。ラストでは尊氏が春海のもとを訪れ、旺太郎と宰子が“12年前の事故”でつながっていることを告げた。それを聞いてニヤつく春海の姿がまた不穏で意味深だ。春海が今後舵を切って行くのであろう物語の行く末には誰の幸せが待っているのだろうか。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

■折田侑駿
映画ライター。1990年生まれ。オムニバス長編映画『スクラップスクラッパー』などに役者として出演。最も好きな監督は、増村保造。

■放送情報
『トドメの接吻』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:山崎賢人、門脇麦、新田真剣佑、新木優子、佐野勇斗、宮沢氷魚、堀田茜、唐田えりか、山本亜依、志尊淳、菅田将暉
脚本:いずみ吉紘
音楽:Ken Arai
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:鈴木亜希乃、渡邉浩仁、岡宅真由美
演出:菅原伸太郎、明石広人
(c)日本テレビ
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/todomenokiss/index.html

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