ニウ・チェンザー監督「深くしまいこんできた感情と対峙した」 『軍中楽園』5月日本公開決定

『軍中楽園』5月日本公開決定

 2014年台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨映画祭にて、最優秀助演男優賞と優秀助演女優賞を獲得した映画『軍中楽園』の日本公開が5月に決定し、ティザービジュアルが公開された。

 本作は、監督を『モンガに散る』のニウ・チェンザーが務め、台湾映画界の巨匠ホウ・シャオシェンが編集に協力したヒューマンドラマ。1969年の台湾・金門島を舞台に、中台戦線最前線の島に配属された青年と老兵、そして女たち、時代に翻弄され公然の秘密とされてきた事実を描き出す。

 このたび公開されたティザービジュアルは、唇のデザインの中に女性のシルエットと、本作の舞台となる1969年の台湾・金門島の様子が映し出されたデザインとなっている。

ニウ・チェンザー監督 コメント

このテーマを私が選んだのではない、このテーマに選ばれたのだ。
今回私は初めて幼い頃の記憶をたどり、深くしまいこんできた感情と対峙しました。そして、父の世代が抱いてきた望郷の思いと、不本意にも故郷を奪われた悲しみを描こうとつとめました。
歴史から葬られた彼ら一人一人の物語、愛、そして言葉にならない悲しみを、映画を通して伝えようと思いました。

■公開情報
『軍中楽園』
5月、ユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
出演:イーサン・ルアン、レジーナ・ワン、チェン・ジェンビン、チェン・イーハン
監督・脚本・エグゼクティブ・プロデューサー:ニウ・チェンザー
提供・配給:太秦
監修協力:野嶋剛
公式サイト:gun-to-rakuen.com

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