>  >  > 高橋一生、大活躍の2017年を振り返る

2017年は高橋一生の年だったーー『カルテット』『わろてんか』出演作で振り返る、その実力

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 2017年、もっともブレイクした俳優と言っても過言ではない高橋一生。2017年1月にドラマ『カルテット』(TBS)の家森役で大ブレイクを果たした後は、大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)、朝ドラ『わろてんか』(NHK)、12月25日に最終回を迎えた『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ)と、絶え間なく話題作へと出演。常に高橋の演技を見ることができる1年間だった。

 なぜ高橋の演技は人々を魅了するのか。無類のドラマフリークにして、高橋一生に熱い視線を送り続けるライター無宿の麦倉正樹氏は、次のように語る。

「2016年の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ)では、主要キャストではないものの、嫌味な奴として強いインパクトを残しました。その後の『シン・ゴジラ』では、アンサンブルキャストの中でも一際目立つ活躍を見せ、「高橋一生」の名を広く世にしらしめました。

 そんな上昇気流の中で始まった『カルテット』。松たか子、満島ひかり、松田龍平といった主演級の俳優たちに比べると実績が少なかったため、当時は“大抜擢”と言っても過言ではなかったと思います。が、いざ始まってみれば、その3人にまったくひけを取らないどころか、一番視聴者を惹きつける存在となっていたのではないでしょうか。謎の背景を持ち、他人のパーソナルな部分にもズカズカと入り込んでいき、物語を動かしていく“狂言回し”のような役柄だったのが大きいですが、セリフも一番多かったように思います。視聴者も議論に巻き込んだ「唐揚げにレモンをかけるか」論争を、「ドーナツホール」に仕掛けたのも、高橋さん演じる家森諭高でした。複雑な内面を持つ家森は、ともすれば現実味がまったくないキャラクターになってもおかしくなかったはず。でも、彼の背景を視聴者が想像できるようなリアルな人間として、高橋さんは体現していました。

 続く『おんな城主 直虎』の小野政次役とも通ずる点があると思いますが、一体何を考えているのか分からない、でもその内面には強い気持ちがある。そんなミステリアスさも含んだキャラクターが高橋さんにはハマるのだと思います」

『わろてんか』写真提供=NHK

 一方、月9ドラマ『民衆の敵』、現在放送中の『わろてんか』で演じているキャラクターは、家森、政次とは異なる方向性だったと、麦倉氏は熱弁する。

「『民衆の敵』藤堂誠は話が進むに連れて、人物像にも深みが出ていきましたが、序盤は不自然なシャワーシーンなどもあり、どこか“イケメン枠”として扱われていた印象を受けました。長台詞を披露した最終回の篠原涼子さんとの対決シーンは見応えがありましたが、もっと高橋さんの資質を引き出す演技を見てみたかったです。『わろてんか』伊能栞も、松坂桃李さん扮する藤吉の足りない部分を補う形で、ヒロインを助ける“王子様キャラ”。話が進むに連れて、伊能の役割も変化しているので、これからの展開に期待したいところです。

      

「2017年は高橋一生の年だったーー『カルテット』『わろてんか』出演作で振り返る、その実力」のページです。の最新ニュースで映画をもっと楽しく!「リアルサウンド 映画部」は、映画・ドラマ情報とレビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版