本当の嘘つきは川口春奈? 『愛してたって、秘密はある。』黄色いバラに隠された意味
終盤、爽の家のドアに戸籍謄本を挟んだ犯人が、防犯カメラの映像から発覚する。黎が以前に家庭教師をしていた浦西果凛(吉川愛)だ。果凛は黎から合鍵を盗み、家に侵入していた。怒る黎に「怒った顔も好き」と余裕を見せる果凛は、自分が犯人だとバレても「てか気づくのおそ!」と悪びれもしない。
「婚約したことを知って、もしかして彼女、黎ちゃんのお父さんのこと知らないんじゃないかと思って。ちょっと意地悪してみたくなったの」という果凛に黎は「他には? 全部果凛ちゃんがやったの?」と問いただす。しかし、果凛は「全部ってなんのこと?」と応えており、彼女が全ての犯人というわけではなさそうだ。「もう来ないでくれる? 彼女にも近づかないでほしい」と怒りを見せる黎に、果凛は「彼女が羨ましいなあ。嘘つきのくせに黎ちゃんに愛されて」と吐き捨てる。黎は「爽が嘘つきってどういうこと」と尋ねると、果凛は「彼女のこと何も知らないんだね」と奇妙な笑みを浮かべて言った。
そして、爽の家に、花火大会で落としたはずのかんざしと、黎が父親を殺したときの凶器が宅急便で届けられたところで4話は終わる。1つの謎が露わになったかと思えば、また次々に新たな秘密が浮き彫りになっていく。爽の嘘、晶子と弘晃の関係、果凛だけでなく何かを企む人物はまだまだいそうだ。
(文=馬場翔大)
■放送情報
『愛してたって、秘密はある。』
日本テレビ系にて 毎週日曜22:30~
出演: 福士蒼汰、川口春奈、鈴木浩介、賀来賢人、白洲迅、柄本時生、吉川愛、山本未来、堀部圭亮、岡江久美子、遠藤憲一、鈴木保奈美ほか
企画:秋元康(兼・原案)
演出:河合勇人、佐久間紀佳
脚本:桑村さや香
プロデューサー:福士睦、鈴間広枝、柳内久仁子
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/aishitetatte/