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相葉雅紀『貴族探偵』、ついに正体明らかに すべての伏線を回収した最終話を振り返る

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 思えば、女性に対して常に紳士的である貴族探偵(相葉雅紀)は、高徳愛香(武井咲)にだけ見下した態度を取っていた。第1話から張り巡らせた全ての伏線は、最終話の大どんでん返しに繋がるものであったのだ。

 殺されたはずの喜多見切子(井川遥)は生きていた。それは、高徳を一人前の“探偵”へと独り立ちするために仕組まれた手の込んだ嘘。真相は、切子が香港海運の政宗是正による不正を暴いたことで、彼女は命を狙われることとなった。そこで、切子が貴族探偵に頼んだのが「私を殺してほしいの」という依頼。もちろん、本当に殺すわけではなく“存在を殺す”ということだ。弟子である愛香を危険に巻き込まないため、彼女の依頼を貴族探偵は「美しいご婦人の願いを叶えるのが貴族の役目」として承諾。貴族探偵の秘書である鈴木(仲間由紀恵)は、音声アシストサービス「ギリ」として愛香が調べようとする“危険”に纏わる情報を遮断していた。

 “使用人ズ”と呼ばれる、貴族探偵の召し使い達、佐藤(滝藤賢一)、田中(中山美穂)、山本(松重豊)は愛香の成長を見守る役目も担っていた。いつも愛香が巻き込まれる事件現場には、3人がいた。惜しくも外れてしまう彼女の推理を、フォローしていたのは紛れもなく使用人達。愛香は最終話にして、事件を解決に導く。「私の前で正しく事件を紐解くことが出来たなら、彼女の死の真相をお教えしましょう」という貴族探偵との約束をクリアし“真相”に辿り着くことができたのだ。

 真相を解明する使用人ズの“再現VTR”も、愛香への愛が込められたものであった。御前(貴族探偵)役には、特別出演として鼻形雷雨(生瀬勝久)、切子役には田中、鈴木役には山本。「カット!」とVTRが終わった“風”になると、監督の装いで佐藤が登場。玉村依子(木南晴夏)は、花束を持って愛香の旅立ちをお祝いする。これまで、“再現VTR”には何度もクスリとさせられてきたが、涙と笑いと愛が詰まったラストに相応しいクオリティである。彼女に尽くした使用人ズの深い礼に、愛香の表情には感謝の思いが詰まった笑みがこぼれる。

 全ての真相を知った愛香と対峙する貴族探偵。「また、どこかの現場でお会いする時があれば楽しませてくださいね。探偵さん」。愛香を一人前の“探偵”として認めた貴族探偵は、互いに惹かれるように、彼女を“アバンチュール”へと誘う。2人が唇を近づけながらのラストは、何とも美しく、続きを想像させる終わり方だった。

      

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