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闇社会、飯テロ、若手女優の躍進……夏の深夜ドラマの注目作を一挙紹介

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 夏のドラマを総チェック! 「20~22時台」から始まるドラマをひと通り眺めた前編「松嶋菜々子、北川景子、波瑠……夏ドラマの主役は女性たち プライムタイムの注目作を一挙紹介」に続く後編では、各局さまざまな試みにトライしている「深夜ドラマ」を見ていくことにしましょう。「20~22時台」のドラマのキーワードが「オリジナル作」と「女性主人公」であったのに対して、今季の「深夜ドラマ」のキーワードを挙げるとするならば、「闇社会」と「女の子たち」でしょうか。女性がメインを飾るのは、「深夜ドラマ」も同様。これは、この夏の全体的なトレンドと言っても過言ではないでしょう。無論、「深夜ドラマ」の場合、そこに「闇」の要素が入ってくるものも多いのですが……まずは、「闇社会」を舞台としたドラマから。

「闇社会」でうごめく人々

 この夏の「深夜ドラマ」最大の注目作は、やはり「MBS・TBSドラマイズム」枠で放送される『闇金ウシジマくん Season3』(7月19日(火)25時28分~/TBSほか)でしょう。山田孝之の「当たり役」である「ウシジマくん」が、2年半ぶりに連続ドラマとして帰ってきます。超暴利な闇金融「カウカウファイナンス」を営む主人公・丑嶋馨と、彼のもとを訪れる救いない人々の人間模様を描いた社会派ハードコア作品として知られる真鍋昌平の人気漫画『闇金ウシジマくん』。それをドラマ化した作品として、2010年秋にスタートして以来、2012年には劇場映画の「Part1」が、2014年には連続ドラマの「Season2」が、そして同年には劇場映画の「Part2」が公開されるなど、名実ともに人気シリーズである本作。企画・プロデュースも手掛ける山口雅俊監督のもと、主演の山田孝之をはじめ、やべきょうすけ、崎本大海など「カウカウファイナンス」の面々はもちろん、「Season2」から登場した丑嶋の盟友である情報屋役を演じる綾野剛、さらには映画「Part2」で登場した丑嶋のライバルである同業者を演じる高橋メアリージュンと、その部下役のマキタスポーツが再集結して「Season3」に臨みます。

  今シーズンのメインとして描き出されるのは、「原作史上最も危険!」との呼び声も高い「洗脳くん」編。謎の男(中村倫也)のマインドコントロールによって、次第に破滅してゆくOL役を、映画『ピース オブ ケイク』への出演など、近年女優としての評価を高めている光宗薫が、文字通り体当たりで演じることも話題の一本です。さらに、本シリーズの終了後には、同スタッフ&同キャストによる劇場版『闇金ウシジマくん Part3』と、シリーズ完結編にあたる『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が連続公開されることも決定済み。約6年にわたるウシジマ=山田の物語は、どんなクライマックスを迎えるのでしょうか。それを占う意味でも見逃せない一本となりそうです。

 日本テレビの「プラチナイト」枠で、ひと足早くスタートした、三上博史主演の『遺産相続弁護士 柿崎真一』(毎週木曜23時59分~/日本テレビ系)も、何やら「闇社会」の匂いがします。そのタイトル通り、三上演じる遺産相続を専門とする弁護士・柿崎を主人公とする本作。しかし、その周囲にいるのは、柿崎の部下でありながら、金のためなら平気でボスを裏切る新米弁護士(森川葵)、金持ちの患者ばかりを相手にしながら、その情報を柿崎に流す女性歯科医(酒井若菜)、そして柿崎から巨額の借金を取り立てる闇金会社社長(豊原功補)など、怪しげな人物ばかり。初回のゲストとして、派手なメイクと衣装に身を包んだ奥菜恵がクラブのママ役で登場するなど、毎回登場するであろうひと癖もふた癖もあるゲストも楽しみな一本となっています。

深夜の「飯テロ」ドラマ

 そして、「闇社会」の王道と言えば「ヤクザ」。『孤独のグルメ』シリーズによって、深夜の「飯テロ」ドラマを確立したテレビ東京は、生瀬勝久を主演とする「任侠×グルメ」ドラマ『侠飯~おとこめし~』(7月15日(金)24時12分~/テレビ東京ほか)で、新路線を開拓します。福澤徹三の小説のドラマ化となる本作。ヤクザの抗争に巻き込まれた就活中の大学生(柄本時生)は、なぜか自宅アパートにヤクザの組長(生瀬)を匿うことになるものの、その組長は自ら厨房に立ち、料理に腕を振るう「グルメ組長」だった……という破天荒な物語。その演出陣に、映画『木屋町DARUMA』などで知られる監督/俳優の榊英雄が名を連ねるなど、グルメ・シーンはもちろん、アクション・シーンにも期待が持てる作品となりそうです。

 「飯テロ」ドラマと言えば、『信長のシェフ』などで知られる西村ミツル原作のコミックを剛力彩芽主演でドラマ化する『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』(7月22日(金)23時15分~/テレビ朝日系)も、かなり食欲を誘うドラマとなりそうです。吉田茂政権以来、70年ぶりに誕生した「総理の料理番」に抜擢された25歳の天才女性シェフ(剛力)が、その料理によって政府の要人たちの心を掴んでいくという物語。総理役の小日向文世をはじめ、総理の腹心役の滝藤賢一、そして剛力と敵対するライバル料理人を、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『僕のヤバイ妻』など、近年クセのある役どころで、他に変え難い存在感を打ち放っている高橋一生が演じていることも注目の一本です。

      

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