マット・デイモンが過酷な砂嵐に挑む 『オデッセイ』一部本編映像を公開
先週末、動員数&興行収入初登場1位を獲得した『オデッセイ』より、冒頭部分の本編映像が公開された。
『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、巨匠リドリー・スコットとマット・デイモンがタッグを組み、火星にひとり残された宇宙飛行士のサバイバルを描く感動のSFムービー。本年度のアカデミー賞は、作品賞、主演男優賞をはじめとする7部門にノミネートされており、第73回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞と主演男優賞(共にミュージカル・コメディ部門)に輝いている。現時点で世界興行収入6億ドルを突破し、リドリー・スコット監督作品最高の成績を更新している。
今回公開された映像には、ストーリーが動き出すきっかけになる火星の砂嵐のシーンが収められている。このシーンについてスコット監督は、「視覚効果に頼らず、嵐を観客にもキャストに対しても、本物に見せたいと思った」と語る。屋外セットとして、巨大なファン、濃い塵、大量の泥が使用された撮影は、当初3日間を予定していたが、視界不良や粒子の影響による吸気問題などが重なり、誰もが“初日で限界”に達したという。
主演のマット・デイモンは「ハリケーンの中を歩いているようだった」と証言し、ジェシカ・チャステインも「厳しい試練よ」とコメントした。マイケル・ペーニャも「宇宙服を着てセットに来た時は“クールだ”俺は宇宙飛行士だぞ! スケールの大きなシーンだ! これぞリドリー・スコット映画に出演することの証だ! と思ったが、風とたたかい、呼吸しようともがいて、転ばないように必死になっているんだ……」と過酷なロケを振り返った。ケイト・マーラは「ヘルメットをかぶっていると周囲のスタッフの声は全く聞こえず、お互いの声しか聞こえないから、からかったり冗談を言うようになって仲良くなったわ。中には際どいものもあったけどね」と述べた。
■公開情報
『オデッセイ』
公開中
配給:20世紀フォックス映画
(c)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/