ジェシー、安井謙太郎、高田翔……俳優として才覚を見せる、ジャニーズJr.の注目株5人

長妻怜央

 長妻怜央は、フジテレビ『5→9~私に恋したお坊さん~』にて蜂屋蓮司を演じており、作中では女の子には困ったたことがない御曹司役を好演している。2014年に放送された『近キョリ恋愛~Season Zero~』で俳優デビューし、現在出演中のドラマが出演2作目となるが、月9の勢いも後押しとなり、注目を集めている。役柄や容姿からちゃらちゃらした印象を受けてしまうが、仲間内からは真面目な人柄をしていると定評がある。俳優という意味では、いま一番フレッシュなJr.ではないだろうか。

阿部亮平

 ドラマや映画への出演もあるのだが、なによりも舞台への出演が多い阿部亮平。2006年『Dream Boys』から始まり、現在まで毎年欠かさず舞台に出演している。阿部は子どもの頃から、ジャズダンス、ヒップホップ、クラシックバレエ、タップダンスなど、様々なジャンルのダンスに触れてきたという。そんなダンスの実力が、舞台での活躍に拍車をかけたのだろう。今後もその身体能力の高さを生かして、舞台俳優として活動の幅を広げるとともに、アクション俳優としての未来にも期待したい。

 SMAP以降、歌や踊りの才覚だけではなく、トークや演技のスキルも重視され、それぞれの特技を磨くことがより一層求められているいまのジャニーズJr.。今回紹介したメンバーには、すでにグループを組み、CDデビューを目指している者もいるが、必ずしもデビューすることだけが成功ではないのが、いまのジャニーズJr.の面白いところでもある。彼らの中から、今後の日本のドラマ・映画界を牽引する俳優が生まれるかもしれない。

(文=泉夏音)

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