香里奈、ドラマ復帰作『結婚式の前日に』は新たなターニング・ポイントとなるか?
香里奈が主演を務めるドラマ『結婚式の前日に』(TBS)の第4話が、本日11月3日に放送される。同作は香里奈にとって、2011年に放送された『私が恋愛できない理由』(フジテレビ)以来、約4年振りとなる主演ドラマとなる。
同作は、結婚式を控えながら「脳腫瘍」と診断されてしまった娘・芹沢ひとみ(香里奈)と、28年ぶりに現れた型破りな母・柏田可奈子(原田美枝子)の、結婚式までの100日間が描かれるヒューマンラブストーリーで、ひとみの父役には実力派俳優の遠藤憲一がキャスティングされるなど、その座組みにも注目が集まっている。
初回放送の平均視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、スタートは低迷したものの、その演出やストーリー展開を評価する声も少なくない同作は、女優・香里奈のキャリアにとってどんな意味合いをもっているのか。
ライターの岡野里衣子氏に話を聞いた。
「香里奈は2014年のスキャンダル以降、一時期は多くの活動を自粛していましたが、そもそも香里奈は被害者であって、多くの女性ファンは彼女に対して同情的な気持ちを抱いていましたし、そのことで香里奈への支持が下がるようなことはなかったと思います。ただ、やはり彼女自身はドラマ復帰することへの不安があったみたいです。彼女がカバーモデルを務めた『GINGER』11月号のインタビューでは、今回のドラマで主演を果たすことについての本音を赤裸々に明かしていました。インタビューによると、彼女が今回、出演を決意したのは、『結婚式の前日に』のスタッフが、彼女にとってターニング・ポイントとなった2008年のドラマ『だいすき!!』(TBS)と同じであり、ドラマへの復帰を遂げるには良いタイミングだと考えたことも大きかったからだそうです。また、苦難を乗り越えて生きようとする主人公の姿が、いまの香里奈自身の姿と重なる部分もあったのでしょう」
香里奈のイメージチェンジも、好感を抱けるものだと同氏は続ける。