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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

『テッド』人気健在でトップ4を洋画が独占! これは「夏の珍事」か「時代の変化」か?

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「アメリカのコメディは当たらない」という定説、さらに下ネタ、マリファナネタ、映画オタクネタ満載のR15指定作品といった数々のハードルを吹き飛ばして、前作『テッド』は興収42.3億円を記録。2012年度の外国映画最大のサプライズヒットと呼べる作品となったわけだが、その続編の『テッド2』が、公開以来3週連続1位を爆走していた『ジュラシック・ワールド』を射止めた。オープニング土日2日間で動員30万7960人、興収4億4190万2000円という数字は、前作と比べて動員比134.1%、興収比135.5%という文句なしの成績だ。

 実は今回の『テッド2』、本国アメリカでは続編としての評価は決して高くなく、結局前作ほどのヒットには至らず。監督のセス・マクファーレン的には昨年大コケしてしまった『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜』の損失補填をどうにかできたか、といった程度の興行成績にとどまっていた。しかし、日本では昔からヒット作の続編(特に監督やキャストがちゃんと続投している作品)が滅法強い。それは、批評の影響力が低く(そもそも批評自体がほとんど機能してない)、タイトルのブランド力がものを言うという日本の土壌によるものだが、今回もそのことを証明したかたちだ。

さて、動員では『テッド2』に抜かれた『ジュラシック・ワールド』だが、3D、4DX、MX4D、IMAXなどの客単価の高さが牽引力となって興収では4億7160万8300円で4週連続1位をキープ。まぁ、いずれも東宝東和配給作品だし、どっちが本当の1位かという話はこの際どうでもいいだろう。さらに付け加えるなら、週末ランキングでは一度も1位をとることはなかったが、既に累計興収45億を超えるロングヒットとなっている4位の『ミニオンズ』も同じく東宝東和作品。この夏、国外ではユニバーサル作品の驚異的連続ヒットがニュースとして盛んに報じられたが、日本ではその主な配給元である東宝東和が同じような大フィーバー状態となっている。

      

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