『テッド』人気健在でトップ4を洋画が独占! これは「夏の珍事」か「時代の変化」か?

『テッド』人気健在でトップに!

 上記3本に3位の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を合わせて、夏休み最後の書き入れ時のトップ4がすべてハリウッド映画という異常事態。この夏の「洋高邦低」の傾向は、ここにきてさらにはっきりとしてきた。象徴的なのは、近年の日本映画の座組みとしておなじみの「東宝配給のテレビドラマ映画化作品」である『S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』が初週5位、週末の興収が2億強という不甲斐ない成績に終わったこと。しばしば指摘されているように、近年「テレビドラマの映画化作品」からかつてのような大ヒット作が生まれにくい状況が続いているが、今週末に公開される同じく「東宝配給のテレビドラマ映画化作品」の『アンフェア the end』は果たしてその傾向に歯止めをかけることができるだろうか?

■宇野維正
音楽・映画ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」「ワールドサッカーダイジェスト」ほかで批評/コラム/対談を連載中。今冬、新潮新書より初の単著を上梓予定。Twitter

■公開情報
『テッド2』(原題:『Ted2』、北米公開6月26日)
監督:セス・マクファーレン
脚本:セス・マクファーレン、アレック・サルキン
出演者:マーク・ウォールバーグ、アマンダ・セイフライド、モーガン・フリーマン 他
(C) Universal Pic tures.
写真:Iloura/Universal Pictures and Media Rights Capital
レイティング:R15+

公式サイト:http://ted-movie.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/TED2013.jp
公式Twitter:@TED_MOVIE2013
公式Instagram:https://www.instagram.com/ted_mofumofu/
公式LINE@:@ted-jp

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