片岡義男「珈琲三部作」一挙に文庫化 作中曲のプレイリストが特典に

片岡義男『珈琲にドーナツ盤』『珈琲が呼ぶ』『僕は珈琲』の文庫版が9月10日に発売される。
片岡義男の珈琲を主題にした3冊が光文社文庫より文庫化。カバー・ヴィジュアルが統一された3冊としてデザインされた。
文庫特典として文中に登場するあらゆる曲を聴くことができる二次元コードを3冊すべてに併載。合計202曲がスマホをかざすだけで試聴をすることができる。
■作品概要
『珈琲にドーナツ盤』
著者初の「私小説集」。大学生時代、3カ月の会社員生活、フリーランスのライターとして原稿用紙に鉛筆と喫茶店の日々……。「作家以前」の知られざる日々が、あの乾いた筆致と当時のレコード、そして珈琲を伴って鮮やかに浮かび上がる。本文中には小説に登場する121枚のレコードジャケット写真をすべて収録し、さらにそれらの曲を聴ける二次元コードを併載。
『珈琲が呼ぶ』
なぜ今まで片岡義男の珈琲エッセイ本がなかったのか? 珈琲が呼ぶザ・ビートルズ四人のサイン。珈琲が呼ぶボブ・ディラン。珈琲が呼ぶ美空ひばり。珈琲が呼ぶ黒澤明。珈琲が呼ぶ神保町の路地裏。珈琲が呼ぶつげ義春。珈琲が呼ぶフィリップ・マーロウ……意外な人物、映画、音楽、コミックスが珈琲と織りなす物語の数々。本文と密接に絡み合う、豊富なカラー写真やコミックスのひとコマなどが、ふんだんに添えられていく。
『僕は珈琲』
「珈琲三部作」の掉尾を飾る一冊。50篇のエッセイに加え、珈琲をめぐる短編小説1篇も特別収録。その小説の制作過程もエッセイで解き明かしていくという、ユニークな構成。登場する人、モノ、映画、音楽などは大瀧詠一、刑事コロンボ、スティーヴ・マックイーンからドトールのミラノサンド、宮沢賢治までと多種多様。本文と密接に絡み合う写真もふんだんに添えられ、映画、音楽、文学に興味のある読者にはたまらない一冊。
■書誌情報
『珈琲にドーナツ盤』
著者:片岡義男
価格:1,056円(税込)
発売日:2025年9月10日
出版社:光文社
『珈琲が呼ぶ』
著者:片岡義男
価格:946円(税込)
発売日:2025年9月10日
出版社:光文社
『僕は珈琲』
著者:片岡義男
価格:814円(税込)
発売日:2025年9月10日
出版社:光文社






















