浜田省吾、松本孝弘、布袋寅泰、INORAN、奥田民生……それぞれのこだわりが詰まったシグネチャーモデル

布袋寅泰、INORAN、奥田民生らの“美学”にマッチしたシグネチャーモデル

 白黒の独特な幾何学模様=“G柄”がトレードマークの布袋寅泰のギターは、「FERNANDES」の1985年製「TE-HOTEI “MAIN”」が有名だ。「FERNANDES」は1969年に創業した日本のギターメーカー。BUCK-TICKモデルやhideのモデルなども手がけ、スティーヴ・ヴァイやU2のジ・エッジも「FERNANDES」のギターを愛用した。布袋は2024年、長年にわたり布袋のギターカスタムを手がけてきた故・松崎淳氏の意思を受け継いだ播木努とともに、新ギターブランド「Zodiac NEO」を設立。これまでの“布袋モデル”を継承した「Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model」を製作した。7月に開催された『HOTEI FES』には、同モデルと「Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Mode -Black Line-」の実機が展示され、布袋のこだわりと職人のクラフトマンシップを体感できるブースが展開されたという。

HOTEI X CHAR SPECIAL SESSION

 LUNA SEAのINORAN(Gt)は、「Fender」製シグネイチャーモデルの最新版となる「INORAN Jazzmaster® Desert Sand」を発表した。ジャズマスターは、ストラトキャスターやテレキャスターと並ぶ人気機種の一つで、太くワイルドな音や独特の金属的な響きが特徴。海外ではTelevisionのトム・ヴァーレインやSONIC YOUTHのサーストン・ムーアなど、個性的な音を求めるアーティストに愛されてきた。2011年に50本限定で発売されたINORANのシグネチャーモデル初号機「INORAN Jazzmaster #1 LTD」は米津玄師が愛用し、ライブやレコーディングで使用されていることも知られる。昨年発表された最新シグネチャーモデル「INORAN Jazzmaster Desert Sand」は、1950年代後期のジャズマスタープロトタイプをベースに、ヴィンテージの美学と最新鋭の技術が融合した逸品だ。

Jazzmasterがものすごく欲しくなった夜があった

 「Gibson」の傘下ブランドである「Epiphone」からは昨年、奥田民生のシグネチャーモデルのアコースティックギター「Epiphone Inspired By Gibson Custom Tamio Okuda J-45」が発表された。奥田はもともと「Gibson」の1945年製「J-45」を愛用しており、それをベースに製作されたシグネチャーモデル「Gibson Tamio Okuda J-45」を2021年に発売。最新のモデルは、それを手軽に楽しんでもらえるようにとしたものだという。奥田と言えば『ひとり股旅』や『カンタンヒキガタビレ』など、弾き語り公演を数多く開催してきた。ステージで奥田を支えてきたギターは、旅には欠かせない相棒だろう。

奥田民生「股旅」関連3部作ダイジェスト

 歴史ある老舗ギターブランドからシグネチャーモデルが発売されることは、ミュージシャンにとってのひとつの誉れだと言えると思う。限定発売されるものも多く、ファンにとっては憧れの逸品にもなる。美しく輝くボディ、隅々から感じられるアーティストのこだわり、ひとたび音を鳴らせば目の前に思い起こされるライブ空間……。芸術品として飾って眺めるのはもちろん、実際に使用して自分流に育てるのも楽しみ方の一つだ。

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