高柳明音「いつかZeppに立ちたい!」 ソロへの熱い気持ちと大きな愛を詰め込んだ1stワンマンを観て

高柳明音1stライブ『Bright Sound』レポ

「今日が私たちのバレンタイン本番。私の愛をたくさん持って帰ってください!」

 2021年にSKE48を卒業、2024年のデビュー15周年記念ライブを経て、昨年から本格的にソロ歌手としての活動をスタートさせた高柳明音。2月15日東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催された高柳明音1stライブ『Bright Sound』では、新曲「Bright Sound」の初披露やミニアルバム発売決定などファンにうれしい発表が多数。開演前の影ナレから本人が担当して会場を盛り上げ、退場時には全員にライブロゴ入りチョコをプレゼント、さらにグッズのガチャガチャの景品をビーズで手作りするなど、まるで相手のことを思って徹夜で手作りしたバレンタインのチョコレートのような、愛の詰まったライブになった。

高柳明音

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 SKE48のカバー「チョコの奴隷」のイントロに歓声が沸いた会場。「みなさんお越しくださりありがとうございます。さあ、立って!」と声をかけながら、高柳がステージに駆けだしてくると全員総立ちになって、SKE48時代のメンバーカラー緑×黄色のペンライトが一斉に点灯した。明るくポップなサウンドとアイドル然とした愛らしい歌声に、「超絶かわいい明音」とさっそくコールがかかる。さらに高柳の「いきますよ、せーの!」の合図で、「ハイ!ハイ!」と声を合わせて会場がひとつになった。続く「ごめんね、SUMMER」では、高柳自身も観客と一緒に「よっしゃ行くぞ!~ジャージャー」とMIXを叫んで、まるで劇場のような熱い雰囲気を楽しんだ。3曲目には1月にリリースしたばかりの、アッパーチューン「爛漫スピリット」を歌唱。キャッチーなメロディやセリフっぽいパートなどが印象的で、サビでは畳みかけるメロディに合わせた細かい動きの振り付けを初披露。そして「いくよー!せーの!」の声に合わせて、〈目指すは一等宝くじ〉と会場全体で声を合わせた。

高柳明音

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 冒頭3曲を歌い終え、全力疾走したあとのように「鬼アツい!」と言いながらも「楽しい!」を連発した高柳。ライブタイトルである『Bright Sound』は自身の名前「明音」から、タイトルロゴの太陽と月のイラストは「明」の文字からきていることなどを説明。

「明るい音楽が流れるように、まわりにいるみんなを幸せにできる子に育ってねと、親に付けてもらった大切な名前を1stライブのタイトルにしました」

高柳明音

 セットリストは自身が考えたそうで、「ごめんね、SUMMER」と「爛漫スピリット」はどちらも俊龍の作曲で、「ごめんねSUMMER」のデモで使っていなかった部分を使って「爛漫スピリット」が作られたことを説明。約16年の時を経て楽曲がつなぐエピソードに、「この2曲が並んでいるのが私的にすごくエモい!」と高柳。

高柳明音

 中盤のバラードゾーンでは、スイートピーなどの花が飾られた特製マイクスタンドがステージに登場。松田聖子の「赤いスイートピー」や昨年の15周年記念ライブのために制作、本人が作詞を手がけたオリジナル「星、流れる夜に君を想う」、手嶌葵のカバー「明日への手紙」、そしてgirl next doorのカバー「情熱の代償」が披露された。「赤いスイートピー」については、「アイドルという職業は卒業したけれど、ここからソロでやっていく決意を込め、永遠のアイドル松田聖子さんの曲をカバーさせていただいた」と高柳。また「明日への手紙」は、SKE48時代の「歌唱力No.1決定戦」という企画の予選で歌った曲とのことで、「前を向いて、ここから私は自分の道を進んでいくという気持ちで歌わせていただいた」。そして「情熱の代償」は、オーディションのときに歌った曲であると、カバー曲の選曲理由を説明した。抜きん出た歌唱力と表現力によって、切なくも温かい空気が会場に流れたバラードコーナー。観客は着席して、透明感ある歌声に耳を傾けながら、ペンライトを揺らして大きな拍手を送った。そして最後は一転「情熱の代償」で客席を煽りながら熱い歌声で会場を圧倒した。

高柳明音

 中盤の企画コーナーでは、「ジェスチャー曲当てゲーム」で会場と盛り上がった。高柳が曲を聴きながら、ダンスではなくジェスチャーで曲を伝え、観客が挙手で曲名を当てるというもの。「高柳明音は音楽活動を始めたけど女優でもありたい! 演技力で伝えるのでぜひ当ててください」と彼女。SKE48の「片想いFinally」やサザンオールスターズの「TSUNAMI」などが出題され、ゆずの「夏色」ではタンバリンを叩く動きや、駐車場でアクビをするネコの迷演技が炸裂して会場が爆笑に包まれた。高柳は手を挙げる観客を指しながら「惜しい!」「あ~それはお母さんが好きだった曲」など会話し、リラックスした様子でファンとのコミュニケーションを楽しんだ。

 ライブ終盤は、AKB48の「ホワイトデーには…」を歌い、高柳が「ハッピーバレンタイン!」と言いながら客席にチョコをばらまいたほか、本編最後には新曲「Bright Sound」が初披露された。自身が作詞を手がけた楽曲で、曲名だけでなく歌詞にも「明音」という名前にちなんだ言葉が登場するとのこと。

「半年前くらいに聴いて、絶対自分の曲にほしいと思った。初披露は緊張する。だけど大好きな曲だから、みんなの前で歌えることがすごくうれしい」

 爽やかなギターのイントロに合わせて、クラップが鳴り響いた会場。サビでは一緒に手を揺らして、文字通り会場が一つに。明日に向かって新しい一歩を踏み出すような、前向きでワクワクに満ちた高揚感が会場にあふれた。

「みなさんのおかげで心に残る最高のスタートが切れました。これからも見守ってください!」

高柳明音

 会場に響く「明音コール」に導かれて始まったアンコールは、高柳が初選抜入りをした思い出の楽曲SKE48の「青空片想い」でスタート。オリジナル曲の「O.A.!! Summer Tune☆」では、自身もグリーンのペンライトを振って、パンパンと手拍子を合わせて楽しむ。MCでは本編ラストに歌った「Bright Sound」について、「地平線から太陽が昇り始めるような、兆しのようなことを感じて、自分の新たなスタートにぴったりの曲だと思った。グループのときに言えなかった、実はやりたかったことや隠していたことが、ずっと微熱として胸に残っているということを歌っている」と説明。また「Bright Sound」のレコーディングの担当者が「青空片想い」の作曲家だったことものちに明かされ、「この2曲の並びがエモい!」とコメントした。

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 そして最後にステージにくす玉が登場。カウントダウンして紐を引くと、「ミニアルバム発売決定」の文字。大歓声と拍手で沸いた会場。3月に名古屋、4月に東京でリリースイベントの開催もあるとのこと。そんな発表を受けて、「もう1曲みんなと思い切り騒ぎたくなっちゃった」と話し、「爛漫スピリット」をおかわり。元気いっぱいのジャンプでライブを締めくくった。

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